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写真家・森栄喜が「詩」の朗読に挑む、『A Poet: We See a Rainbow』公演

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c Eiki Mori Courtesy of KEN NAKAHASHI

写真家の森栄喜が、作・演出・出演する朗読パフォーマンス『A Poet: We See a Rainbow』が、フェスティバル/トーキョーの関連プログラムとして開催される。

フェスティバル/トーキョー(F/T)は、東京芸術劇場をはじめ池袋エリアに集結する文化拠点を中心に開催する、日本最大級の国際舞台芸術祭。2009年に誕生し、過去10回の開催において、270作品、2045公演、約61万人を超す観客・参加者が集った。今年の会期は、10月13日から11月18日まで。
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日本の同性婚実現をパフォーマンスを通して訴えた『Wedding Politics』、パートナーの男性、子供との架空の家族の姿を道行く人に撮影してもらうF/T17 の『Family Regained: The Picnic』と一貫して、自身が体感する社会問題を公共空間に投げかけてきた森栄喜。


2度目の参加となる今回は、これまでに手がけてきた写真ではなく、「詩」の朗読を通じて、LGBTをはじめとする多様性のあり方を探っていく。

森が詩を書き始めたのは20代。その後は写真中心の生活を送ってきたが、近年になって詩作を再開。その出発点はニューヨーク留学中に出会ったLGBT当事者たちの朗読会にあったという。私的なことから政治をテーマにしたものまで、臆せずに表現する様子に触発された記憶は、まちなかで個人的な感情や出来事を交えた詩を朗読する、今作のコンセプトにも受け継がれている。


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Photo: Shun Wakui


なお、衣裳デザインは、芸術的でメッセージ性の強い作品を発表すwrittenafterwardsの山縣良和が手がける。

森が投げかける真情、問いが、どんな出会いを生み出すのか。ぜひ体感したい。

フェスティバル/トーキョー 人と都市から始まる舞台芸術祭
まちなかパフォーマンスシリーズ
『A Poet: We See a Rainbow
(ア・ポエット:ウィー・シー・ア・レインボー)』
作・演出・出演:森栄喜(朗読、パフォーマンス)
日時・会場:
10月20日(土) 17:00/20:00 ジュンク堂書店 池袋本店 9階 ギャラリースペース ※予約優先
予約方法:ジュンク堂書店池袋本店1階サービスコーナー、もしくはお電話にて。(TEL 03-5956-6111)

10月21日(日)15:00 南池袋公園 サクラテラス ※悪天候中止 予約不要
10月22日(月)15:30 東京芸術劇場 劇場前広場 ※雨天の場合はロワー広場で実施/18:00 東京芸術劇場 ロワー広場 予約不要
https://www.festival-tokyo.jp/

https://www.festival-tokyo.jp/18/program/a_poet_we_see_a_rainbow

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