JUSTICEのグザヴィエをプロデューサーに迎えたデビュー・アルバム『No Problem』が世界中でヒット。その先行シングル“I Think I Like U 2”のPVビデオをSO MEが担当したことでも話題となったフレンチ・デュオ、JAMAICAが待望の新作『Ventura』を発表。打ち込みから一転、バンド・サウンドにこだわり、メロディーや質感を重視した今作は、このデュオが真のメロディーメーカーであることを確信させた。先行発売された”Two On Two”が既に各国のチャートを賑わし、本年度のサマーソニック出演も決定した彼らに、改めて新作について語ってもらった。
—新しいアルバムのタイトルは『Ventura』で決定したの？
アントワン「うん。『Ventura』というタイトルに決めた。少なくても他のアイデアが生まれるまではそれでいくつもりだよ（笑）。あ！それ、いいね！(インタビュアーのステッカーを指差す)」
— ありがとう、これはSupremeだよ。えっと、新曲を聴いて一番思ったのは、音質が変わったのと、メロディーがより立つようになったということだったんだけど、その点はどう？
フロー「確かに。そうだよね！」
アントワン「うん。まず始めにそう思ってくれてありがとう。今回は、よりバンドっぽく録れたアルバムなんだ。本物のドラマーを使ってレコーディングもしたし、前のアルバムで使っていたようなサンプリングして作ったビートよりは生き生きとしているはずだよ。それに、わざとボーカルを強調させたわけでもないんだけど、ごく自然とより前に出て来る感じになったんだ。メロディーに関しては、元々フローの家で曲作りを開始させた頃に出来た新曲の“Same Smile”や“Ferris Wheeler”など特に、アコースティック・ギターとキーボードだけで作り上げたから、よりメロディアスでメロディーを重視した曲にも聴こえるのかもね」
フロー「うん」
