5月31日(土)より、三鷹の森ジブリ美術館にて「クルミわり人形とネズミの王さま展」が開催される。
作曲家チャイコフスキーの名曲にもなっている「クルミわり人形」の話は、約200年前、ドイツ人作家エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンによって書かれた、『クルミわりとネズミの王さま』が原作。幻想的で謎めいた記述にとんだこの話は、”現実”と”幻想”が重なりあい、その境界が曖昧なままストーリーが進んでいく。
『くるみわりにんぎょう』（徳間書店刊）という1冊の絵本に詰まった“メルヘンのたからもの”に魅了された宮崎駿監督の手によって企画される本展では、監督自らが描き下ろした展示パネルで「くるみわり人形」の世界を紹介する。さらに、バレエの舞台を模した大きな造形物や、絵本『くるみわりにんぎょう』のイラストレーター、アリソン・ジェイの愛情にあふれた絵を配して、子どもたちを物語の世界に誘う。
作者ホフマンから、自由な想像力に恵まれた子どもたちへ届けられた「キラキラとした”たからもの”」のようなメルヘンの世界。宮崎監督が読み解くこの話の不思議な魅力を、存分に堪能したい。
「クルミわり人形とネズミの王さま展」
会期: 2014年5月31日（土）～2015年5月（予定）
会場：三鷹の森ジブリ美術館
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1丁目1-83(都立井の頭恩賜公園西園内)
チケット(入場引換券)：
大人・大学生 1,000円
高校・中学生 700円
小学生 400円
幼児(4歳以上) 100円
※チケット(入場引換券)は、全国のローソンだけで購入できます。
http://www.ghibli-museum.jp/ticket/
