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THE NOVEMBERS『今日も生きたね』インタビュー(後編)

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独立後のTHE NOVEMBERSの作品や活動ぶりがまさにオルタナティヴを地でいく充実ぶりなのは、まだ知る人ぞ知るところかもしれない。今回リリースするシングル『今日も生きたね』は、聴き手が意志的に聴くことを提案する音像と内容だし、ライブに至ってはTELEVISIONやBorisと対バンしたかと思えば、KEYTALKらとツアーに出たり、盟友PLASTICZOOMS、Lillies and Remainsとの企画ライブ、自身のツアーもゲストアクトを迎えるという凄まじい振り幅。しかもフロントマンの小林祐介は浅井健一の新バンドのメンバーにも抜擢。今、彼らと彼らの周囲で何が起こっているのだろうか?

人から人へ情緒とか気持ちを帯びた上で伝わって、つながっていくことで、少し変わっていったらいいな

(中編より続き)

—ちなみにこのシェアCDという発想はどこから?『zeitgaist』を当初、自分たちの選んだ販路でリリースしていたことともリンクしますね。

小林「この作品はどんな作品かとか、独立してから自分たちなりのやり方や考え方を広めていけたらすてきだよねとか、そういう話の中から出てきたんですね。きかっけになるヒントを言い出したのは高野修平さんという、マーケティングなどの仕事をしてて、最近MERZやTHE NOVEMBERSにアイデアをくれたり、僕らが思ってることを世の中に翻訳する人、みたいなイメージですかね。で、彼が漠然としたことを言い始めて、最初はCDを割った状態でパッケージするとか」

—ああ、意味としてはすごくわかる。

小林「要するに人から人へ情緒とか気持ちを帯びた上で伝わって、つながっていくみたいなのが話題に挙がって。でも、意外とCDで聴く人も未だに多いし、いろんな意見が飛び交う中で、じゃあCD2枚にしよう、と」

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