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ロイクソップ『THE INEVITABLE END』インタビュー前編

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北欧のエレクトロユニット、ロイクソップが4年の月日を経て最新アルバム『THE INEVITABLE END』をリリース。今作でもってアルバム・フォーマットで音楽を発表することは最後となると宣言し、大きな話題となっているロイクソップ。絶えることなく革新を求め続けてきた彼らだからこそ具現化できた、至高のエレクトロニック・シンフォニーが響き渡る。
ポップとユーフォリアを融合させた独特のエレクトリック・ワールドを展開して、世界を熱狂させ続けているロイクソップの二人が示した「避けられない終わり(The Inevitable End)」について、語ってもらった。さらに6年ぶりとなる来日も決定。新作にも参加している歌姫ロビンを引き連れ、世界中で完全ソールドアウトとなった話題の最新セットを披露するというこの公演をお見逃しなく!

 

ーー前作『ジュニア』と『シニア』をリリースしてから、4年の月日が流れました。この4年間は二人にとって、どういう時間だったか?

ロイクソップ「短く答えると『人生』。その時間を過ごしていた。そこには良い事も悪い事も含まれる。専門的な答えをするとすれば、ツアーをたくさんやり、リミックスをリリースし、『Track of the month (=今月のトラック)』というシリーズをネット上でリリースしていた。そしてロビンと一緒にコラボアルバムの制作をすると同時に今作『The Inevitable End』の制作もしていたんだ」

ーーこの4年間において最もインスピレーションを与えた出来事とは?

ロイクソップ「『何にインスピレーションを受けるか?』という質問をよくされるが、その質問に対する良い答えを未だに見つけていない。全てのものが交ざり合い、それが僕たちにとってインスピレーションとなる。アーティストが“インスピレーションが浮かぶまで待っている”というのは、僕たちにふさわしくない。僕たちは自分達を表現するために常に創造したいし、創造する必要性を感じている。インスピレーションがどこからくるのかを考える時間さえ無いよ。ただあるだけだ。それは人生の全てのことから湧き出てくる。愛、友達や大切な人と一緒にいる時間、ライブをやって人々の嬉しそうな顔を見る時、そういう良いことからインスピレーションを受けるときもある。だが、悲しみ、疑い、痛みなどもまた僕たちが音楽を作るきっかけとなる題材だ」

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