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鬼才と鬼才の邂逅! 『ダーク・スター』×『ホドロフスキーのDUNE』スペシャルイベント6/23(火)開催!

6.23-イベント

6月3日より『リアリティのダンス』(アレハンドロ・ホドロフスキー監督)と『ホドロフスキーのDUNE』(フランク・パヴィッチ監督)がセットになったBlu-rayボックス『THIS IS ALEJANDRO JODOROWSKY』が発売中だ。
これを記念して、『ホドロフスキーのDUNE』で描かれる、ホドロフスキーとダン・オバノンという、その後のSF映画史を変えた鬼才二人の運命的出会いをたどる上映&トークイベントを6月23日(火)に開催する。


『THIS-IS-ALEJANDRO-JODOROWSKY』Blu-rayボックス

『ダーク・スター』『ホドロフスキーのDUNE』2本立て&トーク
日時:2015年6月23日(火)18:00開場/18:30上映開始
場所:渋谷アップリンク・ファクトリー
〒150−0042 東京都渋谷区宇田川町37−18 トツネビル1−2F
TEL:03−6825−5503
料金:2000円
予約:http://www.uplink.co.jp/event/2015/38091
主催:アップリンク/TCエンタテインメント
協力:是空

1975年、フランク・ハーバート原作のSF映画『DUNE』の制作スタッフを探し求めていたアレハンドロ・ホドロフスキー(当時46歳)が、特殊効果担当として白羽の矢を立てたのが、『ダーク・スター』をジョン・カーペンターと作った、まだ無名のダン・オバノン(当時28歳)。

(以下、『ホドロフスキーのDUNE』より、ホドロフキーとオバノンが互いの出会いについて語るシーンより)

「ハリウッドの通りを歩いていると、小さな劇場でSF映画を上映していた。『ダーク・スター』だった。その映画を観て私は、“この男だ!”と思った。“オバノン、彼こそ求めていた才能だ。捜し出すぞ!”」──ホドロフスキー

「僕はすっかり身構えていた。『エル・トポ』でホドロフスキーは肩までの長髪とヒゲで、とんでもない変人を演じていたからだ。でも、僕を出迎えたのは、魅力的で洗練された紳士だった。ヒゲもないし髪型もキマっていた。君に特殊効果を頼みたい、と彼に聞かれ、僕は“もちろん、やりますとも”と答えたよ」──オバノン


結局、ホドロフスキー版『DUNE』は実現せずに頓挫したが、オバノンは5年後の1979年に公開されたSFホラーの傑作『エイリアン』(リドリー・スコット監督)で、『DUNE』のスタッフ仲間だったH.R.ギーガー、メビウス、クリス・フォスをデザイン担当に推薦し、自分は原案・脚本を務めた。

今回のイベントでは、ホドロフスキーとオバノンが出会うきっかけになった『ダーク・スター』と、“史上最も有名な幻のSF映画”ホドロフスキー版『DUNE』の顛末を追ったドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』を二本立て上映する。
アフタートークでは、日本でSF映画を語らせたらこの二人をおいて他にはいない、鷲巣義明と添野知生をゲストに迎え、2作にまつわるディープな話を展開予定。

来場者に抽選で当たる豪華プレゼント

さらに、来場者の中から2名に豪華プレゼント(非売品ホドロフスキーのサーモステンレスボトル2種各1名)が当たる抽選会も行う。

【トークゲスト プロフィール】
鷲巣義明(わしず・よしあき)
映画文筆家。中坊より本格的に映画に目覚め、映画の宣伝会社を経て執筆業に転身。SF&ホラー系の映画を中心に、雑誌、書籍、映画パンフレット、映画ソフト等に寄稿。主な著書は「ホラーの逆襲」(フィルムアート社刊)、「恐怖の映画術」(キネマ旬報社刊)など。マイ・フェイバリット作品は、『ゴジラ対ヘドラ』(71)、『恐怖の報酬』(77)、『ハロウィン』(78)、『ポゼッション』(81)、『遊星からの物体X』(82)、『猿の惑星:新世紀』(14)他。

添野知生(そえの・ちせ)
映画評論家。映画秘宝、キネマ旬報、SFマガジンで連載中。最近はニコニコ生放送の番組「WOWOWぷらすと」に随時出演。SF・ファンタジー映画、「映画と音楽」についての原稿が多いが、じつは何でも見る派。『ホドロフスキーのDUNE』監督へのインタビューは、キネマ旬報2014年6月上旬号に掲載。

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