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The Dumplings(ザ・ダンプリングス)インタビュー

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(C)Pakamera.pl / Filip Blank

2014年ポーランドの音楽シーンを席巻したエレクトロポップ・ユニット、The Dumplingsが、5月末に初来日し、2日間のライブを行った。若干18歳という若さでポーランドのグラミー賞に当たるフレデリック賞デビュー・オブ・ザ・イヤーを受賞した2人は、一見はあどけなさが残るごく普通のティーンエイジャーだ。しかし一度ステージに上がると、ユスティナの憂いのある歌声とクバが繰り出すポップかつヘビーなシンセサウンドで、メロディアスで個性豊かなエレクトロポップを聴かせてくれた。世の中にはエレクトロポップなサウンドが溢れているが、そこは独自の文化を持つ中欧の国ポーランドから出てきたとあって、欧米のサウンドとは異なる味わいを見せる。既にパリ、ロンドン、メキシコなど活動の幅を広げているThe Dumplingsは、今後世界で注目を集める可能性を秘めているバンドだ。大盛況だった下北沢サウンドクルージングでの2度のライブを終えた翌日にインタビューを敢行。2人に日本の印象や今後の活動などについて聞いてきた。

――下北沢サウンドクルージングでのライブはいかがでしたか?

ユスティナ「1回目のライブはリハが全然できなかったので大変だったわ。機材をつなげたら、もう観客が入ってきて聴いていたから。いつもとは違う場所でこういうのはちょっと難しくて、きつかった。でも2回目は良かったわ。」

クバ「観客のノリはポーランドと全然違っていたよ。みんな踊っていた。」

ユスティナ「ポーランドでは観客は全然踊らないの。」

クバ「もっと音楽を聴いているって感じかな。」

ユスティナ「ポーランド人は酔っ払って夜中1時過ぎないと踊らないのよ。(笑)」

――他のバンドは見ましたか?

ユスティナ「あまり見られなかった。2つか3つくらい。」

クバ「最後に見たオワリズム弁慶がすごかった。強い印象を受けたよ。」

――ライブでは、CDの音よりもアレンジを加えて演奏していましたね。

クバ「もっと力強く、生っぽく聴こえるようにライブ用に少し変えたんだ。」

ユスティナ「ライブに来て、CDと同じものを聴かないようにね。」

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