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text by Ryoko Kuwahara

Kudu Blue『Call Out』Interview

NeoL Magazine JP | Text: Ryoko Kuwahara | Edit: Ryoko Kuwahara

NeoL Magazine JP | Text: Ryoko Kuwahara | Edit: Ryoko Kuwahara


イギリス・ブライトンのユニット、Kudu Blue。エレクトロとアコースティックなムードが同居するエモーショナルな音楽について話を聞いた。

ーーKudu Blueというバンドについて教えていただけますか? いつどういう経緯で始まったんですか?

Kudu Blue「Kudu Blueとして活動を開始してから2年が経ちます。もともと僕たちは友達で、別のプロジェクトで一緒に仕事をしていたんです。トムとオーウェンがプロダクションデュオとしてバンドを作り、そこにクレムがジョインして一晩で曲を書き上げ、そこから一気に本格化して、クリーダとデイルが加入しKudu Blueが誕生しました」

ーーKudu Blueというバンド名の由来は?

Kudu Blue「僕たちはアフリカに生息する野生動物が大好きで、Kuduはウシ科の中で間違いなく最高の種だと思うんですが、ある晩ジェスチャーゲームを皆でしていて『Kuduっていいね』となったんです。Blueは僕たちが二番目に好きな色だったのと、Kuduと韻を踏んでいていいかなと」

ーーあなた方の音楽はエレクトロでテクノロジーサウンドを多用していますよね。それでいてどこかアコースティックにも聞こえます。曲作りのインスピレーションはどこからきているのですか?

Kudu Blue「僕たちはすべての曲を時間をかけて作ります。アコースティックなサウンドだけでは作れない面白い要素を取り入れたいなと思っていて、あとは曲の流れと、バンドだからこそできることも作る上で重要なポイントです。あとは生要素。これらをブレンドしながら作っています」

ーーいつも音楽のことを考えていますか? なぜ音楽を作るのですか?

Kudu Blue「間違いなく音楽は僕たちの生活の大半を占めていますね。曲を作るのは、好きだから。逆に作ってないと変なかんじです」

ーー「Call Out」という曲はとても良いですね。コンセプトなどを教えてもらってもいいですか?

Kudu Blue「この曲は古き良き愛、そして特別な絆がもたらす感情を書いた曲です」

ーー曲のアイデアは普段どこからくるのですか?

Kudu Blue「まずメロディから思いつきます。そのあとに歌詞をつけます」

ーー曲を作る上で何かテーマはあるのですか?

Kudu Blue「僕たちはその時その時にぴったりくると感じた曲を書いています。もし何らかのテーマが見えるとしたら、全体像が出来上がり後から気づくことが多いでしょうね」

ーーKudu Blueはとにかくボーカルがとてもエモーショナルでパワフル、それでいてノスタルジックなんですが、「歌える!」と気付いたのはいつですか?

Kudu Blue「ありがとうございます。ありきたりの答えかもしれませんが、クレムは物心ついたときから歌っているんです」

ーーレコーディングとライヴ当日はどんなかんじなんですか?

Kudu Blue「その日によりますね。オーウェンかトムの家で食事を作りながらレコーディングする時もあれば、朝から晩までスタジオにこもってやっている時もあります。ライブはとにかく楽しいです。皆で車でライヴ会場までロードトリップさながら移動し、道中はずっと笑っていますよ。会場は音響システムがすばらしい場所が多いので、いつもライヴをするのが待ち遠しいです」

ーーもし誰かとコラボレーションする機会があるとしたら、誰としたいですか?

Kudu Blue「コラボはやりたいねって仲間とも言っているんです。特にマジッド・ジョーダンとはいつか一緒に作ってみたいですね」

ーーよく聴くアーティストはいますか?

Kudu Blue「ニコラス・ジャー、ノー・ウォーリーズ、ファティマ・ヤマハ、ニルス・フラムあたりはよく聴いています」

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