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[Champagne]ニューシングル“Run Away/Oblivion”インタビュー(後編)

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[Champagne]の快進撃がとまらない。『Me Do No Karate』でまた異なる側面を見せた4人は、年をまたいで続くツアーと同時並行しながら、息次ぐ間もなくNIKE+ FUEL BAND SEとコラボレーションした “Run Away”、LITHIUM HOMMEの2013 AWコレクションのテーマソングとなるOblivion”を含む4曲入りのシングルをリリース。日本武道館での公演も含むツアーの最中、なお進化を遂げた楽曲を作り上げた彼らに取材を試みた。

(前編より続き)

—“Oblivion”の制作が大変だったのは充分にわかりましたが、もう少し詳しくアレンジの話とか聞きたいです。

川上「これは昔からあったメロディに最近出来たものを組み合わせたので、メロディに関しては苦労はなかったですね。でもそれをどう活かすかというのが大事だった。やっぱりシンプルにしちゃうとつまらないし、いい曲だからこそ、新曲ならではの試みが欲しかったんです。でも突拍子もないアレンジだったり、低い声で始まるとかってところで[Champagne]の新しさは見せられたかなと思います」

—全体に穏やかに聴こえるけど、手数は割とあって、それがガチャガチャすることなくしっくりとまとまっているのはやはり成長ですよね。

川上「でかいステージでの景色を見ちゃうとそうなっていきますよね。うちらがいるべきはここだなっていうのはあるし。ライブハウスが嫌だってわけじゃ全然なくて、やっぱり見たことのない景色だったんで。今年とか特にすごかったんで、そこで得た感動をそのまま作品に出せてる感じはありました。多分ライブハウスだけでやってたらこういうことはできなかったし、そこは今年の経験の賜物ですね」

—聴き手のことも考えながらというところもあります?

川上「聴き手のことを考えるというよりは、聴き手のいる景色を想像している自分ですね。それは無自覚な部分ですけど、あると思います。やってるときは考えてないですけど。スタジオにいてーー同じスタジオなんですよ。1年前、2年前と変らないスタジオなんですけど、何かそこに空間を感じるんですよ。だからそこは意識的に違うんでしょうね。“Run Away”で言うと、Aメロとかも俺とドラムしかいないんですよ。でも何かアンビエントな雰囲気のものが聴こえるんです。俺だけかもしれないですけど、音場っていうんですかね、すごいバーっと広がってる感じがしてて。それはもっと広げなきゃいけないかなって。まだ1万人規模くらいなので」

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