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Think of Fashion 015 ジャンヌ・ランバン―ファンタジーとリアリティの共存

TOF-015-LANVIN

人々の装いについての文化や社会現象などを考えていく会「Think of Fashion」。
第15回はジャンヌ・ランバンについて神戸大学国際文化学部准教授の朝倉三枝氏と共に考える。 1889年に創業したランバンは、パリのクチュールメゾンの中でも最も古い歴史を誇る。2001年にアルベール・エルバスをアート・ディレクターに迎えて以降、ますます脚光を浴び、現在もパリのトップメゾンの一つとして注目を集めている。しかし、その知名度とは裏腹に、メゾンの創始者であるジャンヌ・ランバン(1867-1946)については 意外に知られていない。彼女はどのようなデザイナーだったのだろうか。
今回のトークでは、子供服というジャンルの開拓や、芸術家とのコラボレーション、 インテリアや香水など異分野への参入、さらにライフスタイルブランドの提案など、 ランバンのファッション史における功績や、古今東西の芸術や文化に着想を得たデザインについて、 同時代の社会背景も交えながらたどる。
またそこから、ランバンのアイデンティティを護るガードマンとも自負するエルバスが、 彼女から何を継承し、そのクリエーションを展開しているかも併せて考えてみたい。
「芳醇なファンタジーとブレンドされた現実。これがランバンのランバンたる秘訣です」 アルベール・エルバス

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