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田辺晋太郎「本当にあった旨い店」第三回 銀座 炭火焼きとワインの店 ジジーノ

「銀座」


その響きだけでエクスクルーシブなイメージを持ち、ある意味少しばかりの覚悟をしないと足を向けられないアダルトな香りをはらむ、そんな華やかな街 「銀座」


友人や同僚、恋人と気軽にワイワイ騒ぎながら美味しいお肉を頬張りワインをがぶがぶ飲む
こんな理想を叶えてくれるお店が「銀座」にあった。
それがこちら

「炭火焼きとワインの店 ジジーノ」

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炭火で焼いた野菜は旨味が凝縮し、それだけでメインを張るような存在感を放つ。魚介類がさらなる白ワインを要求する

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そして待ちに待った「お肉!お肉!お肉!」

こちらは尾崎牛の外もも、運が良ければ尾崎牛のハツもローストで食べることが出来る。

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一口一口、噛みしめるごとに飛び出してくる力強い旨味が、あっという間に我々を別次元へトリップさせてしまう魔法へと変わる。
そこに赤ワインをゴクリゴクリ
高いワインをちょびちょびでなく適正価格のワインで値段を気にせず喉を唸らす


そうか、ここは入り口は「銀座」だけど店内は「GINZA」という庶民的異空間だったのかと勘違いするほど解き放たれる空間
これは若者だって通いたくなる、通える、いや、通う

「ジジーの」ものだけにはしたくないお店「ジジーノ」

つまりはこちらも「本当にあった旨い店」

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