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季節のいぶくろ。 第13回「うなぎのポワレ 夏野菜と山椒のソース」

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隠れ家レストラン「shibuya bed」のシェフ・宮田さんとソムリエ・バーテンダー・宮地さんによる食の連載企画「季節のいぶくろ。」。
毎週、旬な食材を使った“簡単”なのに“オシャレ”な料理と、それに合うワインを紹介していただきます。食にまつわる豆知識も満載です。
さて、今回のメニューは…?

「うなぎのポワレ 夏野菜と山椒のソース」

 

宮田さん

宮田:7月29日(火)は土用の丑の日。今回の旬素材は「うなぎ」です。うなぎというと、どうしても「蒲焼き」のイメージがありますが、今回はうなぎの皮がパリっと香ばしいポワレを作ります。「うなぎのポワレ 夏野菜と山椒のソース」です。

宮地さん



宮地:うなぎにあわせるワインは、こちら。「クローズ・エルミタージュ・ルージュ2008」です。繊細で、上品な味わいのワインはきっと、うなぎのポワレにも合うと思いますよ。

宮田さん

宮田:ポワレに合わせる夏野菜も、何でも使えますし、作り方も簡単です。今年のうなぎは、ちょっと洒落た料理で、どうぞ。

宮地さん

宮地:梅雨も明けて、うだるような暑さが続きます。うなぎ料理とワインでリフレッシュ。元気にお過ごしください。

 

うなぎのポワレ 夏野菜と山椒のソース

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作ってみましょう!!
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料理のポイント!
・夏野菜のソースは冷蔵庫にある野菜なんでも合います。他には、オクラ、ししとう、カボチャ、茄子など。
・ウナギはあらかじめ、塩をして、20分ぐらい置いておくと味が入り、美味しくなります。
・ウナギを皮目から、焼く時、弾力があり、丸まってしまって、綺麗に焼き色がつかないので、フライ返しで、30秒ほど、押さえつけながら焼くと、綺麗にこんがり、焼き色が付きます。
・山椒は、市販の粉山椒、山椒の醤油つけなど、で代用可能です。
ウナギは、皆さんほとんどが蒲焼のイメージなので、お家で蒲焼以外のオシャレなウナギ料理なんかも、たまには良いですよね。
(ウナギの栄養価)
ウナギにはガン予防、ボケ防止、動脈硬化予防、眼精疲労暖和、美肌、風邪予防、夏バテ防止、精力増強など、体を元気にさせる効能効果があります。

 

今回の料理に合う、オススメのワインをご紹介。

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■フェミニンなワイン
一般的にシラーというと男性的で力強いワインを産む葡萄品種として知られています。しかし今現在フランス各地の若い生産者の間では他の産地には真似のできないテロワールの表現、「フランスらしさ、自分達らしさ」というアイデンティの追求が盛んになされており、出来上がるワインの個性もあらためて見直されています。
北部ローヌのルネ・ジャン・ダールとフランソワ・リボの二人はエルミタージュやサン・ジョセフといった畑でシラー種を栽培していますが、「強いシラーというのは無理に造られたイメージで、シラーは本来フェミニンな葡萄品種なんだ」と語っています。
彼らの造るワインはどれも繊細で艶やかな質感、香水のように溢れる紫の花の香り、ピュアな果実味にほんのり柔らかくスパイスを感じさせる上品な味わいを共通して持っています。
こういったフランスの若い生産者のアイデンティティの追求はワイン単体の個性だけではなく、より繊細な料理との相性においても幅を広げているように感じています。

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