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フィンランドの朝ごはんはまるでアート!?

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世界各国の伝統的な朝ごはんを通して、その国の歴史や文化、食育、さらに最先端の情報までもを知れる話題のカフェレストラン「WORLD BREAKFAST ALLDAY」。11月、12月はフィンランドの朝ごはんが登場。北欧の一番東に位置する湖と森の国、フィンランドと言えば、一家に一台あるサウナ、高福祉社会、ムーミンをイメージするかもしれないが、今回注目すべきはサンタクロースが住んでいるということ。この時期にフィンランドを選んだということは、クリスマスシーズンにぴったりなメニューが味わえるのだ。

フィンランドの朝ごはんは「カルヤランピーラッカ」と呼ばれるもの。フィンランド東部カレリア地方の伝統料理が今では国民的な料理として朝ごはんを中心に食べられるようになったそう。メインは、ミルク粥をライ麦の生地で包んだパイ。細かく切ったゆで卵とバターを混ぜて作るムナボイをのせていただく。付け合わせに、フィンランドのクリスマス料理として欠かせないサラダ「ロッソリ」や、キノコのソテー、リンゴンベリージャムを添えたミートボール、さらに、食事のお供はクランベリージュースで作るホットドリンク「グロッギ」で決まり。

17時以降は、その他にパンとチーズの中間のような不思議なデザート「ユーストレイパ」や体が温まるサーモンスープ「ロヒケイット」、赤ワインで作った夜バージョンの「グロッギ」も楽しめる。

フィンランドに限らず、デンマークの「NOMA(ノマ)」やスウェーデンの「Faviken Magasinet(フェーヴィーケン・マガジーネット)」など、北欧のレストランは、今最も人気なのは有名なのはいわずもがな。長い冬を乗り切る人たちの知恵から生まれた料理は、環境の異なる日本人にはあまり馴染みのない食材ばかりかもしれないが、それでも惹かれるのは、食をアートに昇華する洗練されたセンスだからだろう。食に馴染む前にマリメッコやイッタラでテーブルコーディネートから始めるのもあり?

 

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