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text by Karin Horikoshi & Ryoko Kuwahara

Interview with Chan Kim(CHANCECHANCE)

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音楽や映画だけでなく、ファッション&アートの分野でも注目度の高い韓国カルチャーシーンでジャンルレスに活躍する気鋭のクリエイター(イラストレーター、ペインター、ファッションブランドなど)による、韓国ポップカルチャーを体感できるイベント「KOREAN POP CULTURE NOW」を1月26日(金)から表参道ROCKETで開催。参加クリエイターの中から、韓国のストリートファッションを牽引するCHANCECHANCEのデザイナーChan Kimにルーツやインスピレーションの源を語ってもらった。


ーーデザイン・服作りに興味を持ち始めたきっかけを教えてください。


Chan「私の出身高校には制服がありませんでした。そういうこともあって、私は服飾に興味を持ち、友達の顔を用いた服をデザインしていました。それらのデザインは子どもじみてはいましたが、私のデザイナーとしての基礎になりました」


ーーCan you Tell us Why did you become interested in designing and creating apparel?



When I was a high school student, my school did not have a school uniform. Accordingly, I was interested in clothing and designed clothes with friends’ faces. Those designs were childish but became my cornerstone of being designer.


ーー26歳からファッションを大学で学んだということですが、それまでのストリートの観点からと、改めて正式にファッションを学んでみて、それぞれ気づいたことや得たことは?


Chan「ストリートファッションからはどのように服をコーディネートするか、そしてどんなアイテムを身に着けるか、ということを学びました。その一方で大学では型紙の起こし方と洋服のデザインの方法を学びました」


ーーYou began studying fashion in college at the age of 26 , and experienced both a street perspective of fashion and a professional perspective of fashion through your studies. Are there things you noticed or learned from each experience?


I learned how to coordinate and what to wear from a street fashion. On the other hand, I learned pattern and how to design clothes.


ーージェンダーレスに人気を集める服を作るポイントを教えてください。


Chan「人々はCHANCECHANCEらしい特徴的な服のパターンとカラーバリエーションに惹かれるのだと思います。私は整然と描かれた図柄よりも、パターンや色に重点を置いています」


ーーWhat is behind your knack for making apparel that is popular among both genders?


I think people love CHANCECHANCE’s distinctive patterns and color variation. I put emphasis on color and pattern rather than graphics.


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ーーコレクションには必ずコンセプトがあるようですが、インスピレーションの源は?


Chan「旅をすることからインスピレーションを得ます。コンセプトは私の日常生活から生まれます。私は複雑なコンセプトはあまり好きではないのです」


ーーYour collections always have a certain concept – where do you get your inspiration? How do you usually come up with creation idea? The feelings if you are to say in a word.


I get inspiration from travels. Concepts are from my daily life. I do not prefer complicated concepts.


ーー例えば “Alone but Happy” のコレクションは、どのようなメッセージがこもっているのでしょうか? 


Chan「人々は以前に比べてより多くの時間をSNSに費やすようになり、実生活では社交性が少なくなってきていると思います。私は、より多くの時間をSNSに割く人々が実生活ではどんどん社交性を失って孤独を感じるようになっているというパラドックスを描こうとしました」


ーーFor example, what is the message you want to get out in your 2016 Hot Summer Capsule Collection, “Alone but Happy”?


I felt while people spent more time on SNS, they seem to become less social in real life. I tried to portray a paradox-people spending more time on SNS become less social and feel lonely in their real lives.


ーールックが非常に素晴らしく、世界観を的確に伝えていると思います。ルックの作りかたを教えてください。


Chan「それはコンセプトと同じようなものです。私は旅からインスピレーションを得て、それがルックに反映されています」



ーーAll of your looks are exceptional and communicate a unique ambience. How do you create your looks?


It is similar to concepts. I get inspiration from travels and they are reflected in CHANCECHANCE’s looks.


ーールックに携わるフォトグラファーやスタイリスト、ヘアメイク、モデルなど、どのようにセレクトしていますか。


Chan「自分と同じような感覚を持ち、同じようなゴールを目指している人を選びます。モデルを選ぶときには、その人がどれだけ有名で世間に知れ渡っているかということは全く気にしません。したがって、これまでも全くの新人さんやプロではないモデル達と仕事をしてきました」


ーーHow do you select the photographers, stylists, makeup artists and models that engage in the shooting of your looks?


I select people who have similar sense and goal to mine. When I select models, I does not care what popularity and fame they have at all. Accordingly, I worked with real rookies and not a professional models several times.


ーーVIDEOBOOKも同様にコンセプチュアルでアート作品のようです。VIDEOBOOKの作り方やディレクションはどのように?ビデオグラファーは誰が担当しているんでしょう?


Chan「最近、Pakbaeというビデオグラファーと仕事をしました。私はまずフォトグラファーとテーマについて話をして、お互いの折衷案を探し出します。常に新しい展望を得るために、私は毎回別なフォトグラファーと仕事をすることを好みます。そして、常に人とは違う仕事をしようと探し求めています」


ーーThe videobooks are also highly conceptual and resemble a work of art. How do you create and direct your videobooks? Who is involved as the videographer?


Recently, I worked with Pakbae, a videographer. I talk with photographer regarding themes and try to find middle ground. In order to have new perspectives, I prefer to work with a different photographer for each work. Also, I always seek to do the different work from others have done.


ーービデオの中の音楽も素晴らしいけれど、最近はどんな音楽を聴いていますか。


Chan「近はDaniel Caesarとか、Cigarettes after sexなどを聴いています」

ーーAnd the music in those videobooks are amazing. What kind of music do you listen to recently?


I recently listen to Daniel Caesar and Cigarettes after sex’s songs.


ーー好きなフィルムは?


Chan「好きな映画は、『ハザード』『ディオールと私』『ベルベット・ゴールドマイン』です」


ーーWhat are your favorite works of film/films?


My favorite flims are Hazard, Dior and I, Velvet Goldmine


ーー憧れのスケートボーダーや好きなスケートボードのフィルムはあります?


Chan「どのフォトグラファーが好きか、という質問に変えてもいいですか? 最近はかなりの時間を写真を撮ることに費やしています。最近お気に入りのフォトグラファーは、クエンティン・デ・ブリエです。スタジオでプロフェッショナルに撮影された彼の写真よりも、何気ないスナップ写真が好きです」


ーーDo you have a favorite skateboarder? Favorite film about a skateboarder?


Can I change the question to who my favorite photographer is? I recently spend much time taking photos. My recent favorite photographer is Quetin de Briey. I really like his snap photos rather than professional works taken in a studio.


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ーーブランドにとってもソーシャルメディアは必須のツールとなりましたが、インターネットとの付き合い方をどのように捉えていますか。


Chan「シャルメディアがファッションブランドにとっても有用なツールになってきたことは否定しませんが、デザイナーが持っているすべてのメッセージを伝え切れるとは思っていません」


ーーEven for brands, social media has become a necessary tool. What is your grasp on its relation to the internet?


I do not deny that social media has become a tool for fashion brands. However, I believe that social media cannot really deliver all messages designers have.


ーーポストするときに気をつけていることは?


Chan「プロモーションのツールとしてセレブ達がCHANCECHANCEを着ている写真をアップするのは好きではありません。その方法は効果的だとは思いますが、私達はむしろ私たちがどのように服をクリエイトしているか、何をしているか、ということにフォーカスしています」


ーーWhat are you careful of when posting?


I do not really like to post celebrities wearing CHANCECHANCE as a promotional tool. I understand it could work but we focus more on how we work and what we do.


ーー日本のファッションに関してはどのように見ていますか。お気に入りのブランドでも、ユースのファッションについてでも何か思うことがあれば教えてください。


Chan「日本のファッションからはたくさんのインスピレーションをもらっています。これは私がなぜ日本が好きなのか、という理由でもあります。私が好きな日本のブランドは『Unused』です。私は、日本の若者のファッションは韓国のファッションとあまり変わらないと思っています。しかし、全体的に、日本のファッションは世界でもトップレベルだと思います」


ーーHow do you view fashion in Japan? Please give me your inquiry on your favorite brands or Japanese youth fashion in general.


I get many inspirations from Japanese fashion. This is one of the reasons why I like Japan and my favorite Japanese fashion brand is Unused.
I think Japanese youth fashion is not really different from Korean youth fashion. However, overall Japanese fashion is definitely one of the best.



ーー日本ではユースカルチャーに多大な関心が集まっていますが、韓国でも同様の状況でしょうか。また、韓国のユースカルチャーのトレンドは?


Chan「韓国でも若者のカルチャーについて人々は高い関心を持つようになっています。しかし、韓国ではスタイルについてはあまり多様性がないと思います。若い人達は、自分たちが本当に何を着たいかということよりも、ソーシャルメディア上で自分たちがどのように映るか、ということの方に関心があるように見えます」


ーーIn Japan, there is a lot of attention towards youth culture. Can the same be said for South Korea? What is the current trend in South Korean youth culture?


People are getting more attention toward youth culture in Korea as well. However, I think we lack of variety and diversity of style. I feel young people focus on how they look on social media rather than what clothing they wear.


ーーコラボレーションしたいアーティストやブランドはありますか。


Chan「Raf Simonsですね。コラボレーションできたらこの上なく素晴らしいことだと思います。それから、韓国のデザイナーのSangyoung Seoともコラボしてみたいです」


ーーIf there is any collaboration opportunity, what brand do you wanna work with? You can say multiple brand names.


Raf Simons. It would be the most amazing moment. Also, Sangyoung Seo, a Korean designer.


ーーあなたにとってファッションとは?

Chan「ファッションは、自分の気持ちと、アイデアと、思考を表現するためのツールです。私にとっては写真と絵も同じことです。これらはすべて、私が生きている上で何を考え、感じているか、を表現しています」



ーーWhat is ‘fashion’ to you?


Fashion is a tool to express my feelings, ideas and thoughts. My photos and paintings are in the same vein. They all present what I think and feel in my life.




ーーROCKETでの展示ではどのようなものを予定していますか。


Chan「ROCKETの展示では何かの業績というものは期待していません。この展覧会が、実際にCHANCECHANCEを目にしていただくいい機会になればいいと思っています」


ーーWhat do you expect at the ROCKET Exhibition?


I do not expect certain achievement from the ROCKET Exhibition. I want the exhibition could be a chance to see CHANCECHANCE in person.



ーー今後の展開について教えてください。


Chan「年間計画としては、CHANCECHANCEがこれまで伝えてきたコンセプトやスタイルとは違う、新しいラインを創ること。二年計画としては、コレクションにフォーカスした新しいブランドを立ち上げることです」



ーーPlease tell me about your plans for the near future, along with any news we should know about.


One-year plan: a new line pursuing different concepts and style from what CHANCECHANCE have delievered.
Two-year plan: a new brand focus on collection.



CHANCECHANCE
http://chancechance.co.kr


音楽や映画だけでなく、ファッション&アートの分野でも注目度の高い韓国カルチャーシーンでジャンルレスに活躍する気鋭のクリエイター(イラストレーター、ペインター、ファッションブランドなど)による、韓国ポップカルチャーを体感できるイベント「KOREAN POP CULTURE NOW」を1月26日(金)から表参道ROCKETで開催。

ドリーミーで少し毒のあるイラストが人気の「Ram ham(ラムハン)」やインスタグラムで4万人以上のフォロワーを持つ、レトロでガーリーな世界感の「Seoyoung/tototatatu(ソヨン)」、韓国の人気ロックバンド「ヒョゴ」のCDジャケットを手がけている「Noh Sang Ho/nemonan(ノ・サンホ)」、またファッションでは、2018S/Sに本格立ち上げながら既に日本のファッション雑誌、WEBマガジンなどで注目されている「Seivson(セイヴソン)」、ラフォーレ原宿でのポップアップショップが大盛況だった「NEONMOON(ネオンムーン)」など、今の韓国ポップカルチャーシーンを牽引する、ジャンルも雰囲気もさまざまなクリエイターが揃う。
会場では、それぞれの作品やアイテムを展示&販売するほか、ポスターやポストカード、ジンなども販売予定。
日本ではなかなか触れることができない韓国の最旬ポップカルチャーを体感できるまたとない機会だ。



【イラストレーター/ペインター】
・KIMI & 12(キミアンドイルイ)
・Seoyoung /tototatatu(ソヨン)
・Choi Sungmin(チェ・スンミン) 
・Noh Sang Ho /nemonan(ノ・サンホ)
・bonbonohri(ボンボンオリ)
・Ram han(ラムハン)


【ファッションブランド】
・Seivson(セイヴソン)
・CHANCECHANCE(チャンスチャンス)
・NEONMOON(ネオンムーン)
…and more!!


韓国クリエイター in OMOTESANDO「KOREAN POP CUTURE NOW」
会期:2018年1月26日(金)~1月31日(水) ※会期中無休・入場無料
場所:表参道ROCKET 東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F Tel:03-6434-9059  
時間:11:00~21:00 ※1月28日(日) 11:00〜20:00、1月31日(水) 11:00~18:00
URL:http://www.rocket-jp.com

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