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ボッテガ・ヴェネタが『A POETIC CONVERSATION(詩的な対話)』を発表

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ボッテガ・ヴェネタが『A POETIC CONVERSATION(詩的な対話)』を発表
上海でインタラクティブな詩のインスタレーションを開催



ボッテガ・ヴェネタは上海のローイングクラブにて、インタラクティブな詩のインスタレーション『A Poetic Conversation(詩的な対話)』をオープン。
このインスタレーションでは、中国の詩人・余秀華による詩集『In Such a Staggering World』数千冊が、ボッテガ・ヴェネタのブランドロゴの立体構造として展示。
来場者はこの展示を訪れ、詩集を無料で持ち帰ることができる。




余秀華は1976年に湖北省の農村で生まれた。
20代で詩作を始め、2014年にブログに掲載した詩「私はあなたと寝るために中国の半分を横断した(I Crossed Half of China to Sleep with You)」が大きな話題となり、一躍有名に。この詩は、中国の有名な文芸誌『詩刊』の編集者・劉年の目に留まり、他の詩も掲載されることとなった。

彼女は脳性麻痺という障害を持って生まれ、それが身体や言葉の自由を制限している。
しかし彼女の詩は、その身体的・精神的困難を率直に描き出すことで、中国における障害の見方を塗り替え、「恋愛」「欲望」そして「自分自身の意思の表明」といったテーマを強く打ち出している。






ボッテガ・ヴェネタにとって、余の作品はブランドの創設理念である「自己表現」の力強い象徴。
「自分のイニシャルだけで十分(When your own initials are enough)」というアイコニックなスローガンに表されるように、1966年にヴェネツィア近郊の職人たちによって創立されて以来、常に本物の個性を称えてきた。
ロゴを目立たせないデザイン哲学を貫き、ブランドは着る人の個性を引き出すことを大切にしている。


この特別版詩集には、ブランドのスローガン「When your own initials are enough」をテーマにしたポスターと、余秀華による新作詩をあしらったブックマークも付属。

『A Poetic Conversation』はボッテガ・ヴェネタが実施する詩人とのコラボレーションとして、今年2回目のイベントで、前回はミラノ・ファッションウィークにてパティ・スミスのパフォーマンスを開催した。
芸術への深い関与と支援の歴史を持つボッテガ・ヴェネタは、詩の中にある個人的表現と自由な解釈に、デザイン哲学との共鳴を見出している。



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