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「2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶、 そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ 2021 A Space Odyssey Monolith_Memory as Virus – Beyond the New Dark Age」

ピエール・ユイグ / 100万年王国

1968年に公開された『2001年宇宙の旅』。本展覧会では、映画の時代背景となった2001年から20年経過した2021年を迎える現代、
「HAL9000」の夢、「モノリス」のヴィジョンとは何かを問い直し、そして、1980、90年代の電脳文化勃興を経て、「宇宙旅行」、「AIの反乱」、「非人間的な知性」、「人工的な進化」といった現代の諸問題を芸術作品によって探求していく。
宇宙を閉じ込めたトポロジカルな『宇宙の罐詰』、縄文の時空間を宇宙的マトリクスへワープさせる装置としての作品、宇宙でも人間が生きられるように臓器の機能を拡張するために作品化したコルセット、市場から見捨てられたキャラクターがジュールベルヌのSFさながら月面を彷徨う映像作品、人間外の知性と生命を探求した作品、〈時空間の歪み=磁場〉の表象を内在させた作品、そして「月の裏側」という概念を永遠のメタファーとして提示した作品によって2021年の新たなパースペクティヴから読解を試み問い質していく。
我々はどこから来たのか、我々は何者か、そして我々はどこへいくのか・・・。  
コロナ禍を迎えて絶対的な時間軸の崩壊と既存の価値観の転換が迫られている中、国際的に活躍している巨匠アニッシュ・カプーアからニューダークエイジの旗手ジェームズ・ブライドルまで9組のアーティストが参加することによって、キューブリックの「2001年宇宙の旅」の宇宙観から人新世の時代を迎えた現代における未来観を問い掛けていく。

“Mushtari : Jupiter’s Wanderer” 2014




ジェームズ・ブライドル / Se ti sabir 2019



赤瀬川原平 / 宇宙の罐詰1964/1994 罐詰



展覧会タイトル:2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ
会期:2021年2月19日(金)- 4月25日(日)
会場:GYRE GALLERY 東京都渋谷区神宮前 5-10-1 GYRE3F Tel.03-3498-6990
主催:GYRE / スクールデレック芸術社会学研究所
【出展作家】
赤瀬川原平(日本、1934〜2014)、アニッシュ・カプーア(イギリス、1954年〜)、ピエール・ユイグ(フランス、1962〜)、
オノデラユキ(日本、1962〜) 、森万里子(日本、1967〜)、 ダレン・アーモンド(イギリス、1971〜)、ネリ・オックスマン(アメリカ、1976〜)、ジェームズ・ブライドル(アメリカ、1980〜)、プロトエイリアン・プロジェクト(Proto-A)

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