NeoL

開く

Jan Shotaro Stigter and Riki Eric Hidaka 『Double Happiness In Lonesome China』インタビュー(前編)

janriki2

―その赤ちゃんを生み出すっていうことに参加したメンバーってRIKIとJanの他は?

RIKI「林くん(宏敏/踊ってばかりの国)とかMasahiro Oketa(Mirror Moves)とか白根さん(賢一/GREAT3)仲間も参加してくれている。結果的に参加してくれた仲間たちは今回のライヴでも一緒にやりたいと思ったし。ミュージシャンとしてかっこいいと思えるような、そういうのの前に、一緒にいるみたい奴ら。そいつらがたまたま素晴らしい音楽を作れる奴らだったっていう」

Jan「曲やり始める前からあいつ呼びたいね、みたいな案はもっていて」

RIKI「録ってもらいたい人ももちろんいたし」

―最初に2人がやろうと思っていたイメージも聞かせてほしい。もちろんピュアで、生まれたばかりの、パッケージとかではなく、一番綺麗な状態で封じ込めたってことなんだけど、それ以外に何かプラン的なものはあったのか聞きたい。

Jan「あのアルバムほとんどレコーディング進行表的な曲順になっていて。最初に録った曲からほとんどそういう順番」

RIKI「アルバム1枚まとめてそうなっている」

Jan「ある意味ライヴ盤と同じ」

―セットリスト的なね。

Jan「その中で微妙に少し並び替えたり」

RIKI「レコーディングのA面B面の音の入れられる長さとかそういうのでちょっと変わったのとかはあるけど」

―でもそこは相当こだわっているでしょ。映像もそうじゃん。プロモーションビデオもA面B面で、マスタリングですらレコーディングで繋がっているのしかないんだよねって。

RIKI「そうじゃなかったらおかしいじゃん。例えばMP3で聴いている時に、この曲が終わったから次この曲に飛ばそうとか、そういうのとかじゃないようにしようって。この曲が好きだから、この曲をとりこもうみたいなんじゃなくて、A面を聴いたあとにB面を聴く、そういう作品にしたかった」

Jan「その前の曲を聴かないと次の曲を聴く意味ないよって」

RIKI「そんなの、これに関係なく全部そうだと思うんだけどさ」

−−アルバムだったらそういうもんだよね。アルバムとしてのストーリーがあるはずだから。

Jan「そう。ストーリーとか、流れで感動させる。流れで快楽を与えるのって一番トリップ感が長い」

RIKI「感動させる、とかというのは俺はないけど」

―ある意味ミックスCDとか、そういう感じ。曲の流れがあって、でもDJものじゃなくて、ギターとか声、歌詞とか雰囲気があって、それは超新しい。

Jan「究極のミックスCD」

RIKI「言ってみればセルフブートみたいなものだから、全部」

―でも本当に嘘がない気がする。変な意味で作られすぎた感じとか、頑張りすぎてこだわったって感じがしないんだよね。

Jan「そういうのが一番大事な感じがするよね」

RIKI「普通に、無理だから。嘘つきは絶対地獄に堕ちる。これはマジで」

1 2 3

RELATED

LATEST

Load more

TOPICS