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『フランスで快適に生きる裏ワザ10のこと』〜その8 ドラマの舞台となる毎カフェをもつ〜

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「パンがうれしくなる仲間たち」を探しに、生まれてはじめてやってきたフランス。身寄りがなく語学力も0(ゼロ)だったわたしが、気付けば9か月、たくさんの出会いと健康に恵まれて、想定外にフランスを満喫しながら生きています。郷に入って郷に従いつつフランスをカスタマイズして快適に生きている、そんな裏ワザ10のことをこっそりご紹介します。


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カフェ(コーヒー)の国フランス。街にはカフェが溢れています。
ここは、お茶の国の日本人でも郷に入って、毎日通えるカフェ(お店)を作りましょう。
オーダーしなくても「いつものあれね」と出してくれるようになると、
グッとフランスに住んでいる“こなれ感”がアップし(た気がし)て、
笑顔で街を歩けるようになります。

わたしの場合は、いつもカフェかカフェオレのどちらかを頼むので、
「今日はカフェオレでしょ?」
とギャルソン達が“今日の運試し”的に当てに来るのだけれど、
そんなやりとりも楽しいオプションです。

[毎日通えるカフェのポイント]
・トイレが清潔でお手拭きはペーパー(ドライエアーが多い中、ペーパーだと補充チェック意識がうれしい)
・カフェにチョコが付いてくる(ビスケットを出すカフェが多い中、チョコだとこだわりを感じてうれしい)
・家から徒歩20~30分のカフェ(このくらい歩いたあとに飲むカフェがおいしい)
・椅子が柔らかい(長時間鎮座する気満々なので、尾てい骨にやさしい)
・混んでいない(長時間鎮座する気満々なので、出なきゃいけないと感じなくていい。客足が小心者にやさしい)
・安心価格(お財布にやさしい)


これら、お店の中に入ってみないと分かりませんが、
外から眺めて老舗っぽくてギャルソンの動きがキビキビしているカフェは当たりの確率が高
いです。
“・混んでいない” は、いいカフェには矛盾しますが、探せばあります。
「ギャルソンがイケメン」はリストに入っていません。
フランスのカフェのギャルソンはとってもプロ意識が高いです。
その姿勢がすでにかっこいいから。
カフェはドラマの舞台。


ギャルソンはベテラン俳優で、自分は新人役者。
そう意識すると、はじめは立ち位置が分からずぎこちないけれど、
いつしか立ち居振る舞いも磨かれてカフェに溶け込んでいるはず。



<プロフィール>
平居和恵(ひらい かずえ)
奈良県出身
芸能事務所、IT関連、食品メーカー広報などに在籍。パンが好きがゆえに、2014年8月会社、住まい、日本を飛び出しパンとマリアージュする “魅材・逸材・輝材” を探すためフランスに渡る。

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