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text by Yasuaki Ogawa

『FUJI ROCK FESTIVAL’18』閉幕。 苗場開催20周年の節目を祝う

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7月27日、28日、29日の3日間、新潟・ 苗場スキー場にて国内最大級の野外音楽フェスティバル『FUJI ROCK FESTIVAL’18』が開催された。 台風12号の影響による悪天候もあったが、 26日に行われた前夜祭を含めると延べ12万5千人もの観客が来場し、苗場の地で20周年の節目を祝った。


苗場で20回目を迎える今年はさらなる会場エリアの拡充をみせた。旧「ORANGE COURT」にはイギリス最大級のフェスティバルであるグラストンベリー・フェスティバルから「UNFAIRGROUND」を本年限定で招致。本場の空気そのままのアートやサーカスパフォーマー、クラブ・ミュージックが多くのフジロッカーを魅了。また、テントエリアから会場までの移動手段として「フジ・ミニキャブ」(自転車タクシー)を導入したり、メインステージでレコードの視聴会を実施するなど、新たな試みが随所に見られた。


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晴天とともに迎えた初日はMONGOL800から幕開け。PARQUETやALBERT HAMMOND JRらがギターサウンドをかき鳴らし、暑さに負けない熱演を繰り広げた。また、極上のダンスミュージックでステージを熱狂の渦に巻き込んだYEARS & YEARSやサカナクション、ODESZAなど最高峰のパフォーマンスに酔いしれる。ヘッドライナーにはN.E.R.Dがフジロックに初登場。ファレル・ウィリアムスがヴォーカルとして参加したダフト・パンクの“Get Lucky”や2日目にヘッドライナーとして登場するKENDRICK LAMARの“Alright”などを織り交ぜながら、“ベスト・オブ・N.E.R.D”といえるセットを披露した。


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2日目は台風12号の影響を受けてか、めまぐるしく天候が入れ替わるFUJI ROCK FESTIVALらしい一日となった。サム・スミスのサポート・アクトを務めたことでも話題になったLEWIS CAPALDIや、サウンドもさることながら衝撃のビジュアルでオーディエンスを驚嘆させたSTARCRAWLER、本年2月の来日公演も話題となったSUPERORGANISMなど旬なアーティストが並ぶ。ヘッドライナー前のスロットを務めたSKRILLEXのステージには、X JAPANのYOSHIKIが共演を果たすなど豪華な演出で観客を湧かせた。そして、最終日に出演するBOB DYLANと同じく世界最高峰の詩人と称される KENDRICK LAMARが満を持して登場。アメリカにおいて屈指の権威を持つピューリッツァー賞を受賞した『DAMN.』を中心としたセットリストを披露。たった一人でステージに立ち、約4万人のオーディエンスと対峙する圧巻のパフォーマンスを繰り広げた。


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3日目は台風一過となり、苗場での20周年を祝うかのごとくすばらしい天気に恵まれた。今や日本を代表するバンドであることを証明したSuchmos、夕暮れ時に心地よいサウンドを響かせたJACK JOHNSON、メンバー脱退を乗り越えて新たなステージを迎えたVAMPIRE WEEKENDやDIRTY PROJECTORSなど、オーディエンスを熱狂させるライブが次々と行われた。他にもヒップホップシーンの注目株であるANDERSON .PAAK & THE FREE NATIONALSや艶やかな声と軽快なダンスチューンでオーディエンスを歓喜させたCHVRCHESなど、ベストアクトの呼び声の高いパフォーマンスが続出した。 最終日のヘッドライナーは1978年の初来日から40周年を迎え、ノーベル賞受賞後初の来日となったBOB DYLAN & HIS BAND。“Things Have Changed”から“Blowin’ In The Wind”までの全16曲があっという間に過ぎ去っていく夢のような時間をつくり、今年のフジロックを締めくくった。


YouTubeではライブ配信が実施され、数多くのアーティストがTwitterのトレンドワードに急上昇し、コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバルやロラパルーザなどで洋楽リスナーにとってお馴染みの光景が広がった。
美しいミュージック・フェスとして世界に名高いFUJI ROCK FESTIVALだが、その冠にあぐらかくことなく新たな試みにも挑戦するマインドを持ち続けている。


text Yasuaki Ogawa


http://www.fujirockfestival.com

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