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text by Ryoko Kuwahara
photo edit by Ryoko Kuwahara

Hong Bum Kim (DIM. E CRES. by CRES. E DIM.)Interview

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—ルックやシーズンのコンセプトは自身で決めているんですか?


Kim「はい、デザインしている時からずっと考えています。デザインのコンセプトとルックのコンセプトはある程度繋がってるから、決まった時点でコンセプトに合ったヴィジュアルを作るためにみんなで準備して撮影を行います。ただ、僕たちのファンは年齢層が低いので、コンセプトや考えを深く詰めても、まだしっかりは理解してない。そういう点はすごく残念です。このAWでは、ファッションで一番重要だと思ってることを凝縮して詰めているので、理解してくれたら嬉しいです」


—DIM. E CRES.は日本でも人気が高いですが、韓国以外だとどの辺りのファンが多いんですか?


Kim「タイではとてもポピュラーですね。アジア圏での人気は高くなってきて、コラボ企画をやろうというお誘いもあったり、ヨーロッパでも少しずつ受け入れられてきている状態です」


—国のバックアップもあって韓国の音楽はグローバルに広がっていますが、ファッションにもそういうバックアップがありますか?


Kim「政府のファッションへの接し方はまだ決まっていないと思います。音楽は一度聴いたら忘れない響きもあるし、フィードバックが早い。お金をかけたぶん、すぐ効果があらわれます。けれど、ファッションは長い時間をかけて効果を得たり、評価も相手からもらうものだからなかなか難しくて、政府も手をつけるかつけないか試行錯誤してる段階です。日本の方は韓国のブランドがグローバルに広がってきてるとおっしゃいますが、観点の違いで、僕からしたら日本のほうがグローバルだと思います。日本は世界に通用するデザイナーの方がすでにたくさんいらっしゃいます。韓国では小さいブランドがここ10年でたくさん出てきて、成長を遂げてきていますが、まだ深みはない。その日本でDIM. E CRES.が評価されているのは嬉しいです。僕はデザインする時から韓国だけをターゲットにしてるわけじゃなく、全世界的をターゲットにできるように考えています。だからこれを機会に、日本の人たちともっと積極的に色々やってみたいですね。韓国でもたくさん予定はあるんですが、地理的にもすごく近いし、一緒にイベントなど企画できたらいいなと思います」



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interview & text Ryoko Kuwahara


DIM. E CRES. by CRES. E DIM.
デザイナーHONG BUM KIMによって2010年にローンチされた韓国を代表すコレクションブランドであるCRES. E DIM.のセカンドライン。コレクションラインのCRES. E DIM.は2010年3月にソウルファッションウィークにてファーストコレクションを発表。‘CONCEPT KOREA’によって韓国を代表するTOP5のデザイナーに選出されるなど、現在の国内外での活躍の足掛かりとなった。以来毎シーズンソウルファッションウィークでコレクションを発表する韓国を代表するデザイナーズブランドとなっている。CRES. E DIM.は音楽用語「crescendo e diminuendo」の略称で、「だんだん強く」そして「だんだん弱く」を意味しており、HONG BUM KIMが追求するデザイン哲学の方向性を指し示している。
セカンドラインのDIM. E CRES.は、CRES. E DIM.発表の1年後の2011年6月にローンチ。コレクションブランドの表記を逆さまにした名前に現れるように、そのコンセプトは表裏一体でありながらよりカジュアルでウィットに富んだものとなっている。コレクションライン同様ユニセックスでの展開となっている。

http://www.cresedim.com

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