NeoL

開く

猿田彦珈琲「たった一杯で、幸せになるコーヒー屋」Vol.4

sarutahiko_main_

 

 

 

たった一杯で幸せを運ぶ、恵比寿「猿田彦珈琲」のスペシャルティコーヒー。芳醇な豆の薫りとふわりと口に広がる心地良い苦み、いつまでも続く豊かな風味と余韻……。あの贅沢な瞬間を、自宅でも味わえたら! そんな願いを叶えるべく、今回は「猿田彦珈琲」によるドリップ講座を開催。指南役を務めるのは、ロースターの都築尚徳さん。ここではまず、基本編からお届けしよう。

 

「ドリップコーヒーの作り方はとてもシンプル。大切なのは、用法用量をきちんと守ること。基本をマスターしたら、そこから自分好みに発展させていけばいい」と、都築さん。

用意するのは、ドリッパーにフィルター、抽出したコーヒーを受け止めるサーバー、ケトルもしくはコーヒーポット、そして抽出時間を計るためのキッチンタイマー。これらひとつひとつの道具選びにも、美味しさを左右するヒントが潜んでいるという。

「ケトルはなるべく注ぎ口が細く、お湯をコントロールできるタイプがオススメ。日本には専門のメーカーが沢山ありますので、探せばきっと自分にぴったりのものが見つかるはず。サーバーはメモリが付いていて、抽出したコーヒーの量がわかるものだとベスト」

豆はできるだけコーヒーを作る直前に挽き、ドリッパーに入れたら平らにならす。お湯の温度は約95度。沸かし立てから若干下がった頃合いを目安に、粉の上に円を描くようにゆっくり均一に注いでゆく。

「同じ所に注ぐと粉に穴が空いたり、コーヒーの層が薄くなってしまう。また大きく円を描きすぎると縁にあたってコーヒーの粉を通らず下にいってしまうので注意を。サーバーのメモリを見ながら注ぎ、人数分が取れたらドリッパーを外します」

抽出にかける時間は約二分。キッチンタイマーで計り、軸となる時間を確立していくのが基本編における最大のポイントだ。

「二分だとこれくらいあっさりした感じになる、三分だとこれくらいしっかりした味わいになる、という感覚をまずは掴んでください。二分というのは、僕がちょうどいいのではと考えている数字。もちろん三分でも結構です。一分というのはひとを選ぶと思うけど、もしかするとそれが好きという方もいらっしゃるかもしれない。いろいろ試していくうちに、お好みの味が見つかるでしょう」

基本の習得こそが、幸せの一杯へと続く第一歩。コーヒーの法則を発見し、自分好みのを目指してーー。次回は、ドリップ講座・応用編をお届けします。

 

DSC_1601DSC_1600DSC_1605

 

猿田彦珈琲

東京都渋谷区恵比寿1-6-6 
tel 03-5422-6970
営業 8:00~24:30(土・日・祝日:10:00~24:30)

http://sarutahiko.co

RELATED

LATEST

Load more

TOPICS