NeoL

開く

フランスを代表する現代アーティスト、ジャン=ミシェル・オトニエルとdiptyqueがコラボレーション。Othoniel Rosa(オトニエル ロザ)のオー ド トワレを日本で先行発売開始


それは自然、芸術、感覚、人間の結びつきの物語。
まさにDIPTYQUEが愛するような物語が詰め込まれた
新しいフレグランス OTHONIEL ROSA(オトニエル ロザ)は、
ペッパーのアクセントが効いたローズの驚くべき香りを漂わせる。


昔々あるところにバラが咲いていた。


子供の頃から、アーティスト Jean-Michel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル)は、花とその象徴的な意味に魅せられた。彼は、歳月とともにさまざまな花に出会い、集められた花々の隠された意味を彫刻で表現したり、彼が出版したHerbier Merveilleux(素晴らしい植物図鑑)を通して解き明かしている。
花への関心は、彼の感性と視線によって拡張された花の自然な形を表す作品を通じて醸し出されている。この自然への探求が、オトニエルのすべての作品の出発点となるカラフルな水彩をはじめ、金箔にインクで描いた絵画や彫刻を生み出した。



Jean-Michel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル)が心の中で大切にしているこのテーマの展覧会がウジェーヌ・ドラクロワ美術館(パリ)で開催された際、アーティストの作品を褒め称えるひとりのバラ栽培家が、Othoniel(オトニエル)の選んだバラに、アーティスト自身の名前を付けることを提案した。彼はOthoniel(オトニエル)に新しく開発されたバラの写真を送り、その中からひとつを選ぶように言った。すべてのバラの中からOthoniel(オトニエル)は、花びらの少ないシンプルなバラを選んだ。それは道端で見かけるようなイヌバラとよく似たバラの花。このバラに「Rose Othoniel(ローズ オトニエル)」という名前がつけられ、ウジェーヌ・ドラクロワ美術館(パリ)の庭園に植えられた。その後ルーヴル美術館の植物学コレクションの一部となる。Jean-Michel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル)は、このローズのペッパーノートと溶け合ったローズの官能的な力強い香りに驚きを感じた。


2019年、ルーヴル美術館のピラミッド建設30周年を記念し、ルーヴル美術館は、Othoniel(オトニエル)にルーヴルの植物図鑑の制作を依頼。こうして彼は、学生時代この美術館の警備員として夜間の見回りをしていた頃のように、閉館後にあらゆる展示室を歩き回る機会を手に入れた。彼は、ある考えとともに3000年という美術史を探求した。


その考えとは、ルーヴル美術館を象徴する花を見つけること。


彼は、ルーベンスの絵画「マリー・ド・メディシスとアンリ4世の代理結婚式」の下の部分に、結婚の誓いで、階段のステップに散らばった小さなバラに目を留めた。アーティストOthoniel(オトニエル)はこのバラを次のように考えている。


「絵そのもので、現代の芸術を告げています。白が明るさを添え、血のように赤いバラは、情熱と権力、博学と官能の象徴であり、神秘のバラです。そしてこれこそがルーヴルの花なのです」


彼はこの花を描くことに専念した。このバラはルーヴル美術館の素晴らしい植物図鑑に、インクと水彩で描かれている。また、ホワイトゴールド箔に黒いインクで描かれた6枚の絵でも表現された。この「ルーヴルのバラ」は、6枚の作品から構成され、17世紀から18世紀の野外彫刻が並んだピュジェの中庭に展示されていた。現在ではルーヴル美術館の常設コレクションとして所蔵されている。このインスタレーションは、香りの風景を表現。そして今回、6枚の絵のうちの1枚が、Othoniel Rosa(オトニエル ロザ)のボトルを飾っている。それはさておき、私たちの物語へと戻ろう。



この多くの表情のある花を香りで表現するというアイデアを、JeanMichel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル)は決して手放さなかった。そして新たなパートナーとともに、物語は続くこととなる。彼は、diptyqueの美学と純粋さを愛し、時を経るにつれてメゾンの香りとほとんど打ち解けた関係を築いていった。


また、ジボダン社とdiptyqueとの間には強いつながりがある。香料会社ジボダンは今から60年近く前に生まれたdiptyqueの歴史を表現したオードパルファン サン・ジェルマン大通り34番地を生み出した。したがってこの3人の立役者、Jean-Michel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル)、diptyque、そして調香師 Louise Turner(ルイーズ・ターナー)のつながりは、ひとつの同じビジョンを宿し、揺るぎないものとなっている。diptyqueは、メゾンのフレグランスのスピリットと調和する特徴を、ペッパーの趣きを携えたこのバラの香りの中に認めた。すなわち、独創的で意表を突くような香りながらも、シンプルでありナチュラルな趣き。Othoniel Rosa(オトニエル ロザ)は、この花から立ち上る香りばかりではない。Jean-Michel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル)と花々の結びつき、さらにアーティストと美術史と人類の歴史との結びつきを表現する香りでもある。



Rose Othoniel(ローズ オトニエル)に、ブラックペッパー、アンブレットシード、アキガラウッド、そしてよりピュアなパチュリが加えられ、アーシーノートを退け、ローズの驚くようなスパイシーノートを引き立てた。ベチバーのウッディノートがローズの花の繊細さに応え、フレグランスをジャンルを超えるものに仕上げている。マダガスカル産ブラックペッパーが、diptyqueのエッセンスを象徴する香りのアクシデントを創り出した。珍しいほどの存在感を持ったこの香りは、その構成を変えることなく、パーソナルフレグランス、また、ホームフレグランスとしてもご堪能いただける。こうして、Othoniel Rosa(オトニエル ロザ)のフレグランスキャンドルとオー ド トワレが生まれた。


Jean-Michel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル)によって新たに解釈されたルーベンスのバラに彩られたOthoniel Rosa(オトニエル ロザ)は、自然と文化の間のはかなくも深い出逢いの物語を描き出している。





【Othoniel Rosa(オトニエル ロザ) 】7月2日(木)よりdiptyqueの直営店と公式オンラインストアで限定発売。
・オー ド トワレ 100mL 21,300円(本体価格) ※世界に先駆けて、2020年7月2日(木)より限定発売。
・フレグランスキャンドル 190g 8,900円(本体価格)


diptyque日本公式オンラインストア
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/



Jean-Michel Othoniel
(ジャン=ミシェル・オトニエル)

1964年、フランスのサン=テティエンヌ生まれ。
パリ在住で制作活動を行っている。


かたちを変えること、いっそう美しくすること、一変させることへの卓越した感性によって、Jean-Michel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル:1964年1月27日フランスのサン=テティエンヌ生まれ。パリ在住で制作活動中)は、可逆的かつ詩的で繊細な素材を特に好んでいます。Jean-Michel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル)は、1990年代初めに、ワックスや硫黄の作品を制作することから始めた。これらの作品は、1992年にドイツのカッセルで開催された現代美術の大型グループ展ドクメンタで現代美術のキュレーター Jan Hoet(ヤン・フート)によって展示される。その翌年、ガラス素材を使用した作品により、アーティストとしての真の転機を示すことになった。ムラーノ島のガラスの名工たちとタッグを組むことにより、彼はこの素材の特性を探求するとすぐに、ガラスはOthoniel(オトニエル)の作品を象徴するシグネチャーとなった。ガラスの優美な趣きと色彩の繊細さは彼の壮大なプロジェクトから生まれたもの。すなわちそれが世界を美しく飾り、また魅了している。
今日では彼の作品は世界中の公的機関や個人からの依頼によって、建築の分野にまで広がり、庭園や歴史的な風景と出逢っている。
2018年10月、Jean-Michel Othoniel(ジャン=ミシェル・オトニエル)は、芸術アカデミーのメンバーに選ばれた。
パリ、ニューヨーク、香港、上海、東京にあるギャラリーペロタンと、ソウルのクッチェギャラリーが彼の作品を取り扱う。作品は、現代美術に関する最大の美術館のほか、世界の財団やプライベートコレクションに所蔵されている。

RELATED

LATEST

Load more

TOPICS