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STAND for LGBTQ+Life 開催決定




自民党議連の会合にて配られた“同性愛と同性婚の真相を知る”という冊子に掲載されている差別的な文言や発信に抗議するため、緊急抗議行動が開催を決定。『STAND for LGBTQ+Life』と題し、LGBTQ+当事者をとりまく日本の現状の問題を訴える。


日時:2022年7月4日(月)18:00~20:30
登壇者:発起人:アンドロメダ wine
性教育パフォーマー:ラビアナ
ライター:小林美香
フォトグラファー:小林美咲 など
場所 :自民党本部前



以下、登壇者たちのステイトメント。


私たちが訴えたいこと
▶︎現政権(自民党)に広がるLGBTQ+に対する間違った認識
“同性愛と同性婚の真相を知る”という内容の冊子に掲載されているのは、「同性愛は精神障害で依存症」「性的少数者のライフスタイルが正当化されるべきでないのは、家庭と社会を崩壊させる社会問題だから」「同性愛は心の中の問題であり、先天的なものではなく後天的な精神の障害、または依存症です。」「しかし個人の強い意志によって依存症から抜け出すことは可能なので、同性愛からの回復治療の効果が期待できる」など、指摘してもしきれないほどの間違った知識ばかりでした。国際水準で脱病理化が進み、国連憲章でも【あらゆる人】の人権を守ると定められているなか、日本に暮らす人々の生活を握る現政権が論理的にも科学的にも間違った認識のままでは、私たちLGBTQ+の人権は守られません。
▶︎人格と尊厳の尊重が軽視された会合
会合では「今日の講演の目的は(中略)性的少数者を卑下したり、軽んじることではありません。性的少数者の人格、尊厳は尊重しなければなりません」と記載があったそうですが、その内実は人格、尊厳の尊重とは遠いものでした。差別的であると指摘されないようにするため、“とりあえず”使ったに過ぎない表現であり、人格、尊厳の尊重自体を軽視していると指摘せざるを得ません。
▶︎自殺に関わる社会的背景に対する歪んだ認識
「LGBTの自殺率が高いのは、社会の差別が原因ではなく、LGBTの人自身の悩みが自殺につながる」といった文言も報道されています。LGBTQ+の自殺率が高いのは社会的な差別が原因ではないと言っていますが、LGBTQ+当事者以外でも、多くの自殺には社会的な背景があります。自身の人権が侵害され、パートナーとの関係が婚姻という形で認められず、性別変更要件も非常に過酷なものであるなか、自殺を選ぶLGBTQ+当事者が多くいるのが事実です。自殺率の高さを、人権を保障せず踏みにじってきた現政権が、都合よく解釈していると指摘します。

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