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REXX&ショーン・ボアーマン(Burger Records)インタビュー

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―レックスはどうですか?

レックス「僕やまわりの友だちなんかもそうだけど、南カリフォルニアの典型的なキッズで、自分たちが家のガレージでバンドをやりながら作った音楽が、自分とはまったく違うファッション界の人たちをインスパイアしてるってすごいことだよね」

ショーン「いや、レックス本人は自覚してないかもしれないけど、前から相当ファッショナブルだったよ。普通の格好をしてるだけでも、センスあるなっていうのがわかるし。イヴ・サンローランとのタイアップが決まる前から、自分たちの周りやブロガーの間でレックスたちのバンドがお洒落だって有名になってたし。だから、(レックスがモデルを務めた)イヴ・サンローランのデカい看板を見たときにもさほど驚かなかったというか、昔からめちゃくちゃファッショナブルだったし、そりゃまあ当然だよな、ぐらいの感覚で」

―ちなみに、レックスにとってファッションの部分で影響を受けたバンドやアーティストといったら?

レックス「ファッションで影響を受けてる人はあんまりいないかな。ただ、地元にFlashback Vintageってショップがあって、友だちとかみんなそこで服を買ってたりするんだ。自分もそうだけど友だちにもヴィンテージ・ファッション好きが多くて、お互いに服を自慢し合ったりとか、友だちのファッションから刺激を受けることのほうが多いね。ただ、70年代後半から80年代初期のパンク・ロックのテイストには影響を受けてるかもしれない。あのへんの革ジャンとか、ものすごい自分好みなんだよね(笑)。バントとかアーティストの写真を見て同じような服を買いに行くってことはないけど、普通に街を歩いてる人とか見て刺激を受けることのほうが多いね。あ、でも、さっきのパンクの話に戻るけど、自分にとってのパンクっていうのは、70年代の短髪に破けたジーンズっていうスタイルで、モヒカンとかスタッズとかああいうゴチャゴチャしたのじゃないんだ。短髪にピアスにジーンズっていうスタイルが好きなんだ。ハードコアのパンクじゃなくて、クラシックな南カリフォルニアのパンク・スタイルが好きってことを強調させておいて(笑)」

―今回のポップアップストアのオープンは、日本でも〈Burger Records〉の存在が広く知られていくきっかけになると期待しています。世界的に音楽ビジネスは長らく苦境に立たされていますが、そうした状況についてレーベル・オーナーとしてはどう考えていますか?

ショーン「個人的にはこれからJポップやKポップの時代が来ると思ってる。ここ8ヶ月くらいJポップとKポップにハマりっぱなしでさ。アメリカではいろんな規制のせいでなかなか映像や音源が手に入りにくいんだけど、YoutubeだのSpotifyだので検索しまくってる。これは本気で心から思うことだけど、10年後か20年後かわからないけど、いつか自分の生きている間にJポップやKポップをはじめとする日本や韓国のカルチャーが世界を圧倒していくんじゃないかな。きゃりーぱみゅぱみゅとか最高だし、PVもマジで素晴らしいし。アメリカのポップ・ミュージックのPVの何百倍も素晴らしいって」

―ただ、日本ではとくに海外アーティストのセールスが厳しいという状況の中で、日本での〈Burger Records〉の展開についてはどのような展望を持っていますか?

ショーン「というか、自分たちの提供している音楽を求めてる人たちのための入口を開いておきたいんだ。そのためにSNSやソーシャル・メディアを駆使して……実際、ソーシャル・メディアにはものすごく力を入れてるし。何ヶ月か前から日本語でのツイッターの書き込みも始めてるしね。アメリカの夜7時が日本の深夜12時で、日本の人たちがスマホでソーシャル・メディアをチェックしてるであろう時間帯だから、そのときは日本語でツイートしてね。世界の時差を常に意識していて、アメリカの午後3時がヨーロッパの夜12時で、夜の5時がオーストラリアの12時とか、今言った3つがうちのレーベルとってメインのターゲットだから。僕の日本語は決して完璧じゃないかもしれないけど、少なくとも日本のオーディエンスに向けて伝えてるっていう姿勢を示すことにはなってると思うんだよね。日本のこともちゃんと気にかけてるっていうことが、日本のファンにも伝わってると思うし。それと、こういうショップだとかみんなの溜まり場になる場所を作っていきたいと思ってるんだ。みんなが集まれる場所を提供していくっていう、アメリカにもショップがあるけど、オープンしてもう6年になるよ。カナダや日本やヨーロッパから、わざわざ〈Burger Records〉のショップに来るためだけに遊びに来てくれたりするお客さんもいるくらいだし。そうやって、同じ仲間が出会える場所を日本にも作っていきたいと思ってる」

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