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text by Meisa Fujishiro
photo by Meisa Fujishiro

藤代冥砂「新月譚 ヒーリング放浪記」#39 瞑想ワークショップ

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 身体へのケアはいろいろな方法が知られているし、それなりに浸透している。例えばジョギング、ストレッチ、ジム通いなど。だが、心のセルフケアにおいては、フィジカルのそれに比べて軽んじられていると思えるほどに、出遅れている感がある。かつてそれは宗教や信仰が当たっていた役である。現在でもそれらは機能していると思うが、セルフケアというイメージとは違う。与えられる恩恵として扱われていると思う。
 大切なのは自分の心へのセルフチェックでありセルフケアである。自分を心の鏡に写してみる。その自画像をしっかりと観察し、セルフヒーリングによって、優しい笑顔へと導いていく。その方法のひとつが瞑想だと思っている。
 僕たち生物は、異物に接する時にどうしてもストレスを受ける。それは避けられないことだ。世界は自分以外の異物の集合だからだ。ならば、そのストレスが身体に現れた時に身体ばかりケアするのでなく、そのストレスを本当に受けている根元の心をケアせずにいたなら根本的なケアには至らない。
 同じことの繰り返しになるけれど、フィジカル同様、いやそれ以上にメンタルのケアを自発的にしていく必要があると思う。
 瞑想ワークショップでは、終了時にその効果を各々の言葉で語ってくれる。とても嬉しくありがたい。だが、その上で、それを日常で習慣化してほしいと口をすっぱくしてお願いする。歯磨きの習慣のように、たとえ朝夜5分でもいいからとお願いする。
 だが、リピーターの方からはそれが難しいという感想をいつもいただく。そうなのだ。習慣に変化を与え、新調するには、たかが5分ではなく、大いなる5分なのだ。だが、ひとたび日々のリズムの中に瞑想がぴたりと治れば、その効果をしっかりと得られる。慢性病には、生活習慣の改善を求められるように、心と魂のリセットは年末の大掃除のようにはいかない。日々のスス払いが、精神と身体に支障を来すことを未然に防いでくれる。
 というようなことを語りながら、しばらくは瞑想ワークショプを続けていきたい。興味のある方は僕のフェイスブックのタイムラインでスケジュールをチェックしていただきたい。メッセンジャーから予約を受け付けています。
 伝えたいのは瞑想の素晴らしさだけではない。自分と静かに向き合い、心を真に自分のものとして、病まないように迷わないように、自ら導く術と力を得ること。そしてその先の優しさ、穏やかさ、充足感、多幸感。


※『藤代冥砂「新月譚 ヒーリング放浪記」』は、新月の日に更新されます。
「#40」は2017年3月28日(火)アップ予定。

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