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SEX山口『SEXY MUSIC ~FANTASY~』インタビュー

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驚異的なアーティスト・ネームを持つDJ:SEX山口が、これまた驚異的な構成力で生み出した初のオフィシャル・ミックス「SEXY MUSIC ~FANTASY~」。キリンジやCKB、坂本慎太郎といったロックから、土岐麻子や東京女子流といったガールズ・ポップ、(((さらうんど)))や流線形などのシティ・ポップ、そして日本語ラップ/R&Bまで、幅広い国産音楽をセク山スコープで選球し、その組み合わせの妙を提示する。単なる「ヒット曲集」のようなミックスCDとは全く異なった、DJとしてのアティチュードに貫かれた「聴かせる」、そして「躍らせる」充実のミックスは、全てのミュージック・ラバーに刺さる一枚。セク山ランド、ただいまより開園です!

 

−−こないだ江戸東京博物館に行ったんですよ。

SEX山口「へー……っていきなり何の話?(笑)」

−−その展示の中で、昭和~平成のカルチャー的な展示があったんですが、そこで使われていたBGMがEAST END × YURIの“DA.YO.NE”だったんですね。“DA.YO.NE”が博物館の展示品になるという時代の流れに衝撃を受けまして。

SEX山口「でも、そうなるでしょうね。20年以上も前ですから」

ーーと、なぜこの話から始めたかというと、セク山さんのキャリアを語る上では、セク山さんが“DA.YO.NE”のダンサーを務められていたという事は外せない事かなと。

SEX山口「ハハハ、なるほど。まずその話からすると、自分が通ってた塾の先生が、GAKU-MC(EAST END)さんと同級生だったんですよ。その関係でEAST ENDのライヴを中学校の頃から見に行くようになって。加えて、僕は川崎の出身なんですけど、茅ヶ崎の方に先輩がいて、その先輩と繋がってたのが、RIP SLYMEのSUさんとかDJ FUMIYAのお兄さんのTAKEさんが組んでた、EAST ENDのバックダンサーだったMELLOW DOWNってダンス・チームだったんですよ。それで、EAST ENDともMELLOW DOWNとも繋がって、EAST ENDまわりのいろんなイベントに遊びに行ったり、その流れでお手伝いもするようになって。YOGGY(EAST END)さんに70円だけ渡されて、『タバコ買ってきて』って言われたり(笑)」

−−トンチでどうにかしろと。

SEX山口「そういう大喜利要素満載の可愛がりを受けつつ(笑)。それ以前からダンスはやってたんで、MELLOW DOWNの振り付けもいつの間にか完コピ出来るようになってたんですね。そんな時に、TAKEさんがライヴに参加出来なくなって、確かROCK-TEE(EAST END)さんから『踊れるよね、代わりにやって』って言われて、そこでEAST ENDのバックダンサーになったんです。それが高校2年の時。だから自分としては部活感覚で参加してた感じですね」

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