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text by Sumire Taya

Lucile Hadžihalilović『Evolution』Interview

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―前作『エコール』では森が舞台で、今作では海が舞台となっていますが、ルシールさんは海に対する何か強い思い入れなどあったのでしょうか?

ルシール「私はモロッコで生まれ育って、そこには海がありました。子供時代は海のそばで過ごしていて、ずっと身近なものでした。ただ私が過ごした海は大西洋だったので、波が荒くて、海に入って泳ぐってことはなかったのですが。それでも、日常的に海には行って、親しみがあります。海というのは自然の力を感じさせるものですし、想像力を広げていくのに恰好の場所だと思いますね」

―とても美しい光景で、同時にとても怖くもあります。この撮影場所は具体的にどこだったのでしょうか?

ルシール「撮影したのはスペインのカナリア諸島のひとつの島で、地理的には私が過ごしたモロッコが海の反対側にある、そんな場所です。観光化されていなくて、少しさびれていて、そんな光景が映画の世界観と共鳴したと思います」

―普段はパリに住んでいらっしゃると思うので、パリから離れての、カナリア諸島での撮影は大変でしたか?

ルシール「撮影のロケーションにはパリから飛行機で3時間くらいで到着するのでそれほど遠くは感じなかったですね。予算が限られているので、パリから持っていくものも制限されていて、予想よりも大変な撮影ではなかったんです。カナリア諸島ではコーディネーターの方が現地で案内してくれたのも助かりました。それでも水の中での撮影はやっぱりそれなりに苦労しましたね」

―ルシールさん自身も監督として支持するために水の中に入ったりしましたか?

ルシール「私はダイバーの資格も持ってないし、そもそも泳ぎも得意じゃなくて。撮影監督もダイバーの資格を持っていなくて。唯一、カメラマンはダイビングの資格がある人だったのですが、その場ですぐに撮影したものを確認することもできず、それがとても大変でした」


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