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フィンランド陶芸、黎明期から最盛期までの陶磁器やガラスなど137点を紹介

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アルフレッド・ウィリアム・フィンチ 花瓶 1897-1902年/ アイリス工房
コレクション・カッコネン photo:Niclas Warius

『フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア』が東京・目黒区美術館にて開催中。会期は、9月6日まで。本展は、日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念して開催。


フィンランド陶芸の体系的な展示は日本では初の試みとなり、黎明期から最盛期と言える1950年代、60年代の作品137点を、フィンランド陶磁器やガラス作品のコレクターであるキュオスティ・カッコネンのコレクションを中心に展示する。


会場は、創業当初のアイリス工房やアラビア製陶所で製作された壺や花器を紹介する「フィンランド陶芸の萌芽」、近隣諸国の影響を受けて陶磁器のデザイン性を高めようという動きが生じた1920年代から30年代後半の作品を展示する「近隣諸国の影響を受けて」、第二次世界大戦後の「オーガニック・モダニズム」と称された作品などを紹介する「フィンランド陶芸の確立」、伝統的な陶板画とは一線を画す絵画的表現の陶板や皿が展示される「フィンランド陶芸の展開」、日本の美術や工芸にも影響を受けた日用品などが並ぶ「プロダクト・デザイン」の5章で構成される。開催にあわせて、図録『フィンランド陶芸-芸術家たちのユートピア』が会場で販売される。


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ルート・ブリュック 陶板《聖体祭》 1952-1953年/ アラビア製陶所
コレクション・カッコネン photo:Niclas Warius


また本展は、11月17日から岐阜・岐阜県現代陶芸美術館、2019年4月20日から山口・山口県立萩美術館・浦上記念館、2019年7月13日から大阪・大阪市立東洋陶磁美術館を巡回する。


『フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア』
2018年7月14日(土)~9月6日(木)
会場:東京都 目黒 目黒区美術館
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜(7月16日は開館、7月17日
料金:一般800円 大高生・65歳以上600円
※小中生無料
※障がいのある方は半額、その付き添いの方1名は無料で入場可

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