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ペトロールズ『SIDE BY SIDE』インタビュー(後編)

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—まだフルアルバムを作ってないからこそ、いろんな想像力をかき立てられるんだけど、これまでの活動はマイペースと言えばかなりマイペースなわけじゃない? そう言われることについてはどうですか。

長岡「でも、逆になんでみんなこれくらいのペースで活動しないんだろうって思う。急ぎたくないんですよ。急いでメンバーと仲悪くなりたくないし。仲良しでいたい。無理するところはそれぞれほかの現場ですればいいと思うし」

—居心地のよさは保ちたい。

長岡「2人はそれがヤだって思ってるかもしれないけど(笑)」

三浦「そう思っててほしい?(笑)」

長岡「いや、思ってほしくない(笑)」

—でもね、そろそろフルアルバムが聴きたいというのも本音で。

三浦「そこはそうですよね」

長岡「すぐ出せるよ」

河村「ホントか、おまえ(笑)」

長岡「曲はいっぱいあるから」

—でも、既存の曲を集めて無理やり作るのはペトロールズの信念に反してるわけで。

長岡「そうなんですよ。昔の曲は入れたくない」

—ただ、このシングルからいよいよその道筋ができてきたなって思う。

長岡「そう思ってもらえたらうれしいです。カッコいい音楽をいっぱい作って録りたいですね。バンドってこういうふうにできるんだよって思う」

—音楽的にも現在進行形で進化してるから、それをジャストのタイミングでパッケージしてほしいなと。

三浦「引き合いに出すのもおこがましいですけど、ビートルズってアルバムごとに革新的なことをやって、ジャンルや国民性も超越した音楽を作り続けたわけじゃないですか。今、誰かがそれを再現するのは無理な話で。ペトロールズもそうありたいなって思う。『何やってもペトだね』って言われるような音楽を」

長岡「またいいこと言った!」

河村「またもや名言が出たね」

三浦「それもこれだけルーツや趣味がバラバラな3人だからこそできることなのかなって。いい波がきてると思うので、それに乗って待望のフルアルバムを作れたらと」

長岡「うん、それが楽しいね。ちょっとスタジオ押さえますよ!(笑)」

 

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