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バッファロー・ドーター『コニャクション』インタビュー 後編

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バッファロー・ドーター、4年ぶりとなるアルバムのタイトルは『コニャクション』。この脱力感を誘うタイトルになったのには理由がある。まずイギリスの現代アーティストであるピーター・マクドナルドの展覧会がきっかけとなり、音楽とアートのコラボレーションによって生まれたこと。さらにアルバムと、アルバムにバンドルされているリミックス盤には坂本慎太郎、砂原良徳、カヒミ・カリィ、チボ・マット、ショーン・レノン、しんなりちゃんほか、多彩な顔ぶれが参加するなど、音と人のつながりによって生まれたことから、そう名付けられた。これまで以上に開かれ、そしてスリリングなアルバムについて、メンバー3人が語ってくれた。

 

(前編より続き)

──さらにリミックス盤まで付いた2枚組になりました。そのアイデアはどなたが?

ムーグ山本「シュガーじゃなかったっけ?」

シュガー吉永「うん、2枚組にしちゃおうというのがまずあって(笑)。前作は空のCD-Rを付けて2枚組にしたんですが、またCD-R付けるのも何だし、じゃあ全曲のリミックス盤をつけちゃおうと盛り上がったんですよね。やったことがないことをやりたくて」

大野由美子「みんなそれぞれがいいなと思うリミキサーを考えて、レーベルからも最近の若いクリエイターを候補として出してきてくれた。その人選をみんなで考えたんですけど、国も日本だけでなく様々な国の方を、サウンドの志向性もバラバラになるように選びました」

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