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FULLARMOR「NEW DEPARTURE」インタビュー

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――ロックの決まりごとから解放されることにポスト・ロックの意義があることを考えると、自由度の高いFULLARMORの在り方はまさに、といった感じですね。

日向「自分のことで言えば、今のFULLARMORは一人のベースプレイヤーというより、一人の音楽人として活動出来る場として定着していて。楽器にとらわれず、音を出すことに意味がある場は、FULLARMORならではなんです。しかも、自由にやっても、みんな音のセンスがすごいから、最終的には音の構築具合が気持ちいいものになるんですよね」

井澤「僕のなかで、この4人は冒険好きのイメージがあって、それでいて、音との接し方がニュートラルで、無理な力がかかってないんです」

ホリエ「そう、マニアックなことをしたいわけじゃないもんね」

日向「泣ける映画みたいなものにも興味あるし、その辺は直感的だよね」

井澤「4人にはそれぞれがメインで活動するバンドがあるからこそ、それとは違う冒険の仕方を好奇心だけで追求することに、FULLARMORのモチベーションがあるし、モチベーションが高まった時期に活動を再開するんです。だから、今はまさにそういう時期なんじゃないかな?」

日向「今回、僕がFULLARMORをまたやりたいと思ったのは、アコースティック・ギターを買ったことがきっかけなんですよ。以前からFULLARMORでアコギの曲をやってみたいと考えてはいたんですけど、そのきっかけがなかなかなかったんですね。でも、買ったアコギを鳴らした瞬間に「また、FULLARMORをやりたい!」って思ったんですよ。まぁ、でも、そういう心境にいたるまで、6年かかっちゃったんですけどね(笑)」

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