浦風冨道「大阪のBIG CATでのライブで、ガーッとやって終わった後に『ありがとう』って言った時にゾクゾクきて。この静と動の感じは何なんだ！って」
アヴちゃん「『吉原炎上』ってよく言われます（笑）」
浦風冨道「『ありがとう』の冷静さ、冷ややかさは歌舞伎役者にも似てる気がしました。街中での動きも、普通の若い子の動きじゃないですよ。わきまえてる子の動きしてる。この世界にいると匂いでわかるから、相当苦労した上での動きなんだろうなって」
アヴちゃん「そりゃあライブであんなピンヒールで踊り狂ってたらね。それこそ花魁道中ですよ。バレエとかやってるのって言われるけどやってないんです」
浦風冨道「本当に踊りとかそういうのやってなかったんですか？」
アヴちゃん「ないです。親が礼儀に厳しかったわけでもなし」
浦風冨道「その人格を作ってくれたのは人付き合いなのかな？」
アヴちゃん「人付き合いもそれほどしてきたわけでもないです。きっと沢山色々影響受けてるんでしょうけど」
浦風冨道「じゃあ賢いんですね。世の若い子と違うもん。でも時に幼い時もあるし、それが魅力なんだろうなあ」
アヴちゃん「私、前世が花魁って死ぬほど言われるので（笑）」
浦風冨道「わかるなあ。あ、海老きましたよ。海老好きなんですか？」」
アヴちゃん「大好き。お寿司も海老だけ30貫とか食べるから、海老がなくなるって嫌われます（笑）」
浦風冨道「（笑）。俺も大好きです。福岡の『笑うだるま』って海老専門店が美味しいですよ」
アヴちゃん「行きたい！ 私、海老になりたかったもん。透けたい！ で、赤くなったりしたら面白いなってそんなことばかり考えてます（笑）」
浦風冨道「あはははは！ 俺も小さい頃から豆ご飯と海老フライが好きで、小さい時から好みが変わらないんだなって。あとレバーだったら、ここの近くにモツ焼きがあって、そこのレバーも美味しいです」
アヴちゃん「すごい。生き字引ですね」
浦風冨道「あの、また真面目な話になりますが、アヴちゃんはステージのレベルが凄まじいから、考えすぎると壊れてしまう人もいるし、あくまで今の状態で自分が受けている刺激に対してのことを考えたほうが面白いよね。壁打ちみたいな感じで、その反応がすごくよくて１投げたら10返ってくるタイプだから、それを発散できる場として今は獄門島があるわけで、そういう風に突っ走る状況にしておいたほうがいいと思う。変にストップするのはよくないですよ。休止してるけど、最後に行き着くのはやっぱり女王蜂だろうから、そこまでにどんどんどんどん出しまくってるのがかっこいいと思います。女王蜂のステージ、早くまた観たいですねえ」
アヴちゃん「生死も背負っちゃいますからね。業を背負わない生き方を教えてほしいわ」
浦風冨道「誰でも背負うんだけどね」
アヴちゃん「でもリュックの中身が空な人もいるし、わざと反対に背負ってる人もいますよね」
浦風冨道「確かになあ……」
アヴちゃん「次の季節はもっと凄くなるでしょうね、女王蜂は。死人が出そう」
浦風冨道「（笑）。期待してます！」
