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現代の吸血鬼版アダムとイヴ

"only lovers left alive"
ジャームッシュ監督最新作。今に生きる吸血鬼たちの愛の行方は?

 

構想期間は、なんと7年間。2009年に公開された『リミッツ・オブ・コントロール』以来、約4年ぶりとなるジム・ジャームッシュ監督の最新作が12月20日に公開される。

 

弦楽器ならなんでも自在に弾きこなし、アンダーグラウンド・ミュージックシーンで活躍するミュージシャンのアダムと、恋人のイヴ。彼らは、何世紀にも渡り恋人同士として生き続けてきた吸血鬼。遠く離れた地で暮らしていたイヴが、アダムの住むデトロイトに訪れ、久々の再会を楽しんだのも束の間。イヴの妹・エヴァが現れ、ゆっくりと運命が変わり始めるーー。

孤独な宿命を背負いながら生きる吸血鬼のカップルを演じるのは、『マイティー・ソー』のトム・ヒドルストンと、『ムーンライズ・キングダム』のティルダ・スウィントン。破天荒な妹のエヴァは、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカが演じる。

 

「今じゃ安心して血も吸えない」と人間たちの振る舞いを憂いたり、真っ赤な“血液アイス”を食べながらチェスを楽しんだりするなど、ジャームッシュ監督ならではのユーモラスでシニカルな現代らしい吸血鬼の姿に注目。現代音楽家のジョゼフ・ヴァン・ヴィセムが務めた、静かに狂気的で、妖艶な劇中音楽も見逃せない(聴き逃せない!)ポイント。恋人と見るクリスマスのデートームービーをお探しなら、ぜひ。

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