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グラビア写真の新たな可能性を拓く。磯部昭子による写真展『LAND MARK』

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武蔵野美術大学造形学部映像学科在学中より創作活動をスタートし、ファッションや雑誌、広告をはじめ、ミュージックビデオも制作するなど表現の場をひろげてきた写真家・磯部昭子。スタジオワークやコンストラクティッドフォトを中心に生み出される新奇で倒錯した作風は、ナチュラルを装うスタイルが主流となった現在のコマーシャルの世界から離れたところに位置するものの、多くの支持を獲得している。一方、2016年には、中国で開催された『集美xアルル国際写真フェスティバル Tokyo Woman New Real New Fiction』において、大型出力を用いたインスタレーションを発表するなど、現代写真家としての評価も着実に高めてきた。

本展では、月刊誌「サイゾー」の表紙のために撮り下ろした女性アイドル・タレントのグラビア写真をプリント、立体へと展開した新作をご覧いただけます。グラビアのポーズをとるモデルの姿に加えて、彼女たちの身体の一部あるいは断片をただ物体のように捉えたイメージからは、作家が既存の商業価値をふまえつつも、ジェンダーをも超越する新たな身体像に挑戦していることがうかがえる。


磯部昭子『LAND MARK』

【
会期】 2018年1月6日(土)- 28日(日)12:00-20:00 日曜休廊(最終日は17:00まで)

【場所】G/P gallery 150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F
https://goo.gl/maps/pR9VriNaWBA2




磯部昭子 Akiko Isobe
http://www.isobeakiko.com/

武蔵野美術大学造形学部映像学科在学中より創作活動を始め、写真作品を多数発表。2000年にフィリップモリス・アートアワード入選、エプソンカラーイメージングコンテスト伊藤俊治審査委員賞を受賞。2001年に第18回写真『ひとつぼ展』入選を果たし注目を集める。同大卒業後、フリーランスとして活動を開始。「GINZA」「CUT」などの雑誌やCDジャケット、その他広告を手がけてきた。2010年、第1回アインシュタインフォトコンペティションにて後藤繁雄審査委員賞受賞。主な個展に『Dummy』(G/P gallery、東京、2016)、『DINNER』(G/P gallery、東京、2015)、『u r so beautiful.』(GALLERY SPEAK FOR、2013 / ガーディアン・ガーデン、東京、2012)。主なグループ展に『集美xアルル国際写真フェスティバル Tokyo Woman New Real New Fiction』など。2017年1月サイゾーより写真集「LAND MARK」が発売予定。

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