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映画『顔たち、ところどころ』×NeoL 旅とクリエイション 永瀬沙世×金子渚(DISCO)




映画監督アニエス・ヴァルダと、写真家でアーティストのJR。
年の差54歳の二人が、フランスの田舎街を旅しながら人々とふれあい育む、でこぼこで優しい友情が描かれる映画『顔たち、ところどころ』。


「ヌーヴェルヴァーグの祖母」とも呼ばれる女性映画監督の先駆で、カンヌ、アカデミー両賞で名誉賞を受賞しているアニエス・ヴァルダ。そして、大都市から紛争地帯、様々な場所で、そこに住む人々の大きなポートレートを貼り出すアートプロジェクトで知られるアーティストJR(ジェイアール)。
『顔たち、ところどころ 』は、そんなふたりがフランスの田舎街を旅しながら、人々とふれあい、作品を一緒に作り残していくロード・ムービースタイルのハートウォーミングなドキュメンタリー。


サングラスを決して取ろうとしないJRにやきもきし、ゴダールが『はなればなれに』で作ったルーブル美術館の最短見学記録を塗り替えたり、時に歌い、笑いながら、でこぼこな二人旅は続く。炭鉱労働者の村に一人で住む女性、ヤギの角を切らずに飼育することを信条とする養牧者、港湾労働者の妻たち、廃墟の村でピクニック、思い出の海岸…フランスの田舎街をめぐり出会ったのは、美しい風景と、たくさんの顔、顔、顔。「JRは願いを叶えてくれた。人と出会い顔を撮ることだ。これなら皆を忘れない」とつぶやくアニエスはつぶやく。願いを叶えてくれたお礼にと、彼女はJRにあるプレゼントをしようとするが…。


第90回アカデミー賞ドキュメンタリー部門ノミネート、第70回カンヌ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞など、世界中の映画祭を席巻した映画『顔たち、ところどころ』とNeoLとのコラボレーションとして、トークイベントが開催される。
「たくさんの情報や思考を詰め込んだ心と頭を、からっぽで透明にするために、定期的に外国に行く」と語る写真家の永瀬沙世。「普段からたくさん旅をして目に映る色を、新鮮なものにしている」と語る人気ネイルサロン「DISCO」のオーナー、金子渚。心身をリセットする旅は、クリエイションにおいてもまたとない栄養になる。この二人を迎え、「NeoL」編集長の桑原亮子を司会進行にすえたトークイベント。旅とクリエイションの関係とはーー。


JR_Varda

日時:2018年10月4日(水)19:50の回上映後
会場:アップリンク渋谷
http://www.uplink.co.jp/kaotachi/
https://ticket.uplink.co.jp/reserve?schedule=83327


<ゲストプロフィール>


NagaseSayo
永瀬沙世(ながせ・さよ) 
東京をベースに活動するアーティスト、写真家、ヨモギブックス主催。現在まで10冊の写真集を制作。 そのうち「パリを拠点とするストックホルムの「LIBRARYMAN社」から2冊出版される。 2017年『THE VOID』をGALLERY 360°(東京・表参道)で展覧会開催と同時に写真集集を出版。 2018年9月に「Milky Way 天の川」を360°(神宮前)にて発表、同タイトルの写真集も発売。
http://www.nagasesayo.com


nagisa-kaneko
金子 渚(かねこ・なぎさ)
東京・渋谷にあるネイルサロン「DISCO」オーナー。オープン当時、ネイル界では珍しいエッジィでモードなデザインセンスで瞬く間に注目を集め、ファッショニスタご用達のネイルサロンとして名を馳せる。2012年には“ネイル映えするジュエリー”がコンセプトのアクセサリーブランド「メイデン」をスタート。ネイリストの枠を飛び越え、デザイナーとしても活躍の幅を広げファッション界でもいち目置かれる存在に。プライベートでは一児のママ。http://disco-tokyo.com


RyokoKuwahara
桑原亮子(くわはら・りょうこ)
カルチャーWEBマガジン「NeoL/ネオエル」編集長。エディトリアルの他にCS「foodies」にて食番組のプロデュースを務め、スカパーアワードを受賞。百貨店のタブロイドのプロデュース、子連れ限定ディスコ「KID’S DISCO」のオーガナイザーなど、多方面にて活躍。www.neol.jp

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