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新世代のアイコン、植野有砂とは何者か? オフィシャルブック『#ALISA』の仕掛人、田口まきとは? アイコニックなヴィジュアルとクレバーさを併せ持つ「ネオ・クリエイター」の時代が開幕!(中編)

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—自分を大切にするという意味でも、目標のためにも先を見据える。モデルをやりながら大学を卒業したのもそういう意識の高さがあるからですよね。

 植野「そうですね。大学に行かないと言ったら、それでもいいよと認めてくれるような親ではあるんです。でも大学に入って形にすることが親への恩返しでもあると思って。だから絶対第一志望に受かりたいと思ったし、親の協力もハンパなかったです。

私は常に保険がないと無理なので、最低の場合に備えられるように想像をしておくんです。大学のときに洋服で食べていくと決まったけれど、もしそれが駄目になった場合を考えたら絶対に大学を卒業したほうがいい。例えばファッション業界では居場所がなくなったとしても、大卒で英語ができれば行く当てはあるはずですから。

実は最初にFIGをやることが決まったときは大学を辞めようと思っていたんです。服で食べていくなら大学を卒業する意味はないし、もっとアパレルに力を入れたいと今の社長に相談したら、『自分で進学を決めて、卒業するために入ったんなら筋を通しなさい』と言われて。それでブレた考えは軌道に戻り、卒業しました。そこはすごく感謝してます。

私はよく冒険家風に見られるんですけど、そういう風に絶対にどこかに保険が用意されてるという状況じゃないと駄目ですね」

—最低の備えをしておくというのはビジネスにしても人生にしても大切だから、その考えはすごく納得できます。それに「私は冒険家です」と言っておいた方がかっこいいかもしれないけど、ちゃんとそうじゃないんだと自分の考えを正直に語ることができるのもすごい。

田口「さっきのリアルの話にも通じるけど、何でそんなことができるんだろうってみんなが思うけど、こうやって考えてやっているんだと知ると共感できる。こういうしっかりとした考えを持った女性なんだと知ってもらうためにも、30代とか40代とかちょっと上の世代の人とかにも読んでほしいな」

—そうですね。共感できるし、仕事してる女性には参考になるところが多い。

植野「でも私はまきさんやスタイリストの(大田)由香梨さんを見てて、すごく嬉しくて。年を重ねるとやれることが狭まってきたり、行動力がなくなってきたりすると思ってて、それが恐怖でしかなかったからこそ濃密な時間を送って、悔いなく過ごしたいと思ってたんですね。でもまきさんたちが『こういう企画があってすごく面白い!』って話をしてる時、なんか面白いかもと思わせる力を持ってたり、キラキラしてるんです。

他にもキャリアがあったのをいきなりやめて、新しいことをやろうとしている方が近くにいて。そのままお金になる仕事をやっていけるようなネームバリューもあるし、みんなが憧れる職業をやっていた方が、それを全部クリアにして新しいことを始めると聞いてすごくワクワクしたし、考えが変わりました。

私も何でもできる、30歳になったときでもまた新しいこと始められるという勇気をもらったんです。年を重ねるのも全然怖くないし、逆にその年齢だからこそできることもあるし、可能性が広がるなあって」

(後編へ続く)

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