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東京大学の学術標本が“ReDESIGN+”されて展示、幻の絶滅巨鳥などの大型骨格を公開中


インターメディアテク常設展示内ウマ骨格標本
© インターメディアテク
空間・展示デザイン © UMUT works


東京・千代田区のインターメディアテク(IMT)にて『Made in UMUT――東京大学コレクション』を常設展示中。


KITTE2・3階にあるこのインターメディアテクは、日本郵便と東京大学総合研究博物館の協働運営による公共貢献施設で、学術の普及と啓蒙を通じて社会へ貢献すること目的としている。インターメディアテクには、東京大学が明治10(1877)年の創学以来、蓄積してきた数多くの学術標本を展示。過去の遺産でありながら、同時に現在から未来に向けて活用すべきリソースでもある学術標本を、現代のニーズに叶うように「ReDESIGN+」、つまり装いを改めて再利用することを掲げた本展。


展示スペースは、昭和初期を代表するモダニズム建築である東京中央郵便局の旧局舎の基本構造や部材等を一部継承・転生させ、これを踏まえてレトロモダンの雰囲気を醸し出す空間演出をデザインの基調としている。展示空間内は、建物のオリジナル・デザインを尊重し、必要不可欠な場所を除いて、固定型展示ケースなどを造りつけ什器を設置していない代わりに、21世紀の感受性に働きかける折衷主義的様式美を採用。


常設展示は、総合研究博物館の研究部と、資料部17部門の管理下にある自然史・文化史の学術標本群をメインに展開される。


ミンククジラ、キリン、オキゴンドウ、アカシカ、アシカの現生動物、さらには幻の絶滅巨鳥エピオルニス(通称象鳥)などの大型骨格は、本展示が初公開となる。また、(旧)医学部旧蔵の動物骨格標本と教育用掛図も、本格的な公開はインターメディアテクが初めて。


もっとも体重が重いとされる絶滅鳥エピオルニス、もっとも身長が高いとされる絶滅鳥モアの巨大卵殻、世界最大のワニと目されるマチカネワニの交連骨格、さらには人類進化の歴史を塗り替えたラミダス原人化石歯の第一号標本、19世紀に制作された巨大ダイヤモンド・コレクション、世界最大金塊、世界最大白金塊、弥生時代の名称の起源となった第一号壺型土器など、専門研究の枠を超え、社会的に大きなインパクトを与えた歴史的標本は精巧なレプリカで見ることができる。


また、学外の機関・団体からのコレクションの寄託や貸与も実現。主なものとしては、財団法人山階鳥類研究所の所蔵する本剥製標本(多くは昭和天皇旧蔵品)、江上波夫収集の西アジア考古資料コレクション、岐阜の老田野鳥館旧蔵の鳥類・動物標本、江田茂コレクションの大型昆虫標本、仲威雄収集の古代貨幣コレクション、奄美の原野農芸博物館旧蔵の上記マチカネワニなどがある。



インターメディアテク内ギメ・ルーム開設記念展『驚異の小部屋』展示風景
© インターメディアテク
空間・展示デザイン © UMUT works



インターメディアテク2階常設展示風景
© インターメディアテク
空間・展示デザイン © UMUT works


JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」
常設展示『Made in UMUT——東京大学コレクション』
2013年03月21日 〜 終了日は未定
所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE2階・3階
開館時間:11:00-18:00(金・土は20時まで開館)
*上記時間は変更する場合があります。
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始、その他館が定める日
入館料:無料
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

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