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アカデミー賞授賞式生中継で案内役を務める夏目三久に訊く、同賞の魅力(前編)

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日本からも『風立ちぬ』(宮崎駿監督)と『九十九(つくも)』(森田修平監督)がノミネートされるなど、例年以上に大きな注目が集まっているアカデミー賞授賞式。今年の開催日は3月3日(現地時間3月2日)。「もちろん結果そのものも気になるけれど、授賞式の楽しみはそれだけじゃない」というのが、授賞式の一部始終を、当日完全生中継する番組『生中継! 第86回アカデミー賞授賞式』(WOWOW)で初めて案内役を務める夏目三久談。感動のスピーチや美しいドレス、そしてドラマチックなショーの数々……。生だからこそ体験できるアカデミー賞の魅力に加え、自身の映画にまつわる思い出など、たっぷり語ってもらった。

— アカデミー賞授賞式を生中継で観るのが、毎年の楽しみになっているという夏目三久さん。初めて観たのは数年前ということですが、どんなきっかけで見始めたのでしょうか?

夏目「毎年この時期になると、周りのいろんな方がアカデミー賞授賞式のことを熱弁してくるんです(笑)。それで、どんなものなのだろう?と見てみたのがきっかけなのですが……今までどうして見てこなかったんだろう!って後悔したぐらい、大好きな一日に。いつも家のソファでリラックスしながら観ていたので、今年それをお伝えできる立場になるとは思ってもみませんでした」

— 観なかったことを後悔させるほどの楽しさ。いったいどんな魅力が詰まっているのでしょうか?

夏目「授賞式を見ると、ハリウッドが世界最高峰のエンターテイメントを提供してくれる場所だということを、改めて感じるんです。ハリウッドで作られた1年分のエンターテイメントを凝縮した映像やショーで、観客を常に楽しませ、感動させ、驚かせてくれる。ワクワク感、ドキドキ感がオープニングからエンディングまで続くというのが素晴らしいと思います」

— 受賞者のスピーチにも毎年注目が集まりますが、ここ数年で特に印象に残っているスピーチは何ですか?

夏目「メリル・ストリープが『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で主演女優賞を受賞した時のスピーチです(第84回)。アメリカ中から“やられた……”という声が聞こえてくるような。大女優としての余裕を感じましたし、とにかく格好良かったですね。スピーチは本当に人それぞれ。前もって考えて来られる方もいらっしゃるでしょうし、まさかの受賞でその場で皆さんに感動を伝える方もいらっしゃるでしょうし。世界最高峰の映画の祭典で、一流の俳優陣が何を語るのか。今年もすごく楽しみですね」

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