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アカデミー賞授賞式生中継で案内役を務める夏目三久に訊く、同賞の魅力(後編)

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— 家族といえば、「ジブリの映画は必ず家族で観に行っていた」という夏目さん。なかでも忘れられない思い出があるのが宮崎駿監督の『魔女の宅急便』(1989年)だそうですね?

夏目「初めて親の前で感動して涙を見せてしまった作品なんです。実は、親の前で感動して泣くっていう行為が子どもながらに恥ずかしくて、ずっと堪えていたんですよ。でも、キキが飛べなくなるシーンで、もう我慢できなくなって泣いてしまって。ちょっと甘酸っぱい思い出です(笑)」

— そんな思い出の立役者・宮崎監督も、昨年ついに引退表明……。『ハウルの動く城』(2006年)以来3度目のノミネートの『風立ちぬ』は、いかがでしたか?

夏目「最後が大人向けの映画だったのは意外でしたね。ああ、この作品が最後なんだ……と、不思議な気持ちになりました。私たち日本人が忘れてはいけない、震災や戦争の歴史。この時代だからこそ向き合わなければならないテーマを扱っているなと感じました。でも、もう一本子ども向けを作ってくれないかなぁって、淡い期待もしています(笑)」

— では最後に、全女子期待のレッド・カーペット・ファッション! 夏目さんが注目するのは?

夏目「過去に印象的だったのは、第84回の時のアンジェリーナ・ジョリーさんのファッションですね。アトリエ・ヴェルサーチの黒のロングドレスを着て、大胆なスリットから脚を出してポージング。ハリウッドの女優さんならではだなという意味でも印象に残っていますね。最高の晴れの舞台で、みなさんが自分を一番輝かせてくれるドレスをお召しになる。それはもうただただ見とれるばかりです。今回もドレスはとても楽しみにしています」

 

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