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差別を乗り越え、大統領の執事へ。激動の時代を描く、真実の物語

大統領_


『プレシャス』でアカデミー賞(R)に輝いたリー・ダニエルズ監督の最新作『大統領の執事の涙』が、公開中。


本作は、誰もが知っている歴代のアメリカ大統領7人に仕えた、黒人執事の実話をベースに描いたヒューマンドラマ。
黒人差別が日常であった辛い境遇を乗り越え、高級ホテルのボーイになり、やがて大統領の執事にスカウトされたセシル・ゲインズ。キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争……歴史が大きく揺れ動く瞬間を見続け、黒人として、執事としての誇りを胸に働くセシルだったが、白人に仕えることに反発し、反政府活動に身を投じる長男や、反対にベトナム戦争へ志願兵として赴く次男など、家族もまた時代に翻弄されていく。


優秀な執事として働く一方で、すれ違ってしまうセシルと家族の姿は、なにかを手に入れるためには、なにかを諦めなければいけないのか? という現代に生きる人の心にも問いかけるものがある。果たして、激動の時代の中、彼が見たものとは?


大統領の執事の涙
監督:リー・ダニエルズ
脚本:ダニー・ストロング
出演:フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー
(2013年/アメリカ)
(C)2013, Butler Films, LLC. All Rights Reserved.
新宿ピカデリーほかで公開中

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