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基本に立ち返り誕生した先進的なナイキ リアクト エレメント 87

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一枚のフォームとドリル。このシンプルな 2 つの要素を用いて、ナイキ スポーツウェアのスペシャル プロジェクト チームがクッション性を最大限に活用するというアイディアを元に、日常的に使用できるように開発したのがこのシューズ。そのアイディアとは、立つ、重心を動かす、歩く、駆け出すなど、日々の生活の中の様々な動きにおいて、足元の快適性を高めることである。
各種の足圧分散図とドリルを手にしながら、デザイナー達は探求を行った。フォームに穴を開け、試行錯誤を重ね、どの厚さや密度が快適性を実現するのかを見つけて方向転換していった。
NSW イノベーションのフットウェア デザイン リード、ダリル・マシューズは次のように解説する。「この仕事は、基本に立ち返るような作業から始まりました。その後、学んだことをもとに、コンピュテーショナルデザインのスクリプトを作っていきました。そこから実際にプロジェクトが動き始めました。」方程式をグラフィック化して示すようなタイルと呼ぶ要素を使って、素材密度や足圧分散図をもとに、ドリルの実験で作った異なる密度のミッドソールの形状をパターンにし、シューズのサイズに合わせて作っていった。この作業においては、ナイキ リアクト エレメント 87 はナイキ エピック リアクト フライニットのデザインと似ている。
実際、少し目が細かく硬めなソールのナイキ エピック リアクト フライニットのパターンは、ランニングシューズとしての機能性を実現するものだが、ナイキ リアクト エレメント 87 の目が粗めでゆるめなソールのパターンは、カジュアル向けシューズの柔らかい弾みを視覚的にも表現している。ここに、原始的なアプローチから洗練された結果が生み出されている。


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古いデザインをもとに現代的な仕上がりを施したことは、リアクト エレメント 87 のアッパーにも共通する。100%TPE の糸を使ったテキスタイルアッパーは、現代的な半透明素材だが、ハトメの仕様やヒールクリップは過去のアイコニックな製品を意識したもの。これは、ナイキの“その製品が解決するべき問題が、その製品の形を作り出す”というデザインセオリーにも通じている。多くの場合、ナイキの過去のデザインの中のシンプルな要素を用いて、親しみやすさを感じられるようにバランスを考えて作られている。
リアクト エレメント 87 の原型に当たるのが、ナイキ インターナショナリストです。ヒールクリップを注目してわかるように、1981 年のオリジナルだけではなく、後に作られたモデルも参考にされている。その関連性はわかりにくくても、スペシャル プロジェクト チームは製品の中にそれを示す。ナイキの過去、現在、未来に新しい解釈を加え、日常生活におけるフットウェアの可能性に対する期待をこめている。
ナイキ リアクト エレメント 87 については、フォームにドリルで穴を開けたものを元に、コンピュテーショナルデザインというフィルターをかけることで上記の使命を実現。その結果、ナイキ リアクト テクノロジーに新しい形が生まれ、なじみ深いランニングシューズを斬新な視点から解釈することで、アバンギャルドな新しいアッパーが出来上がった。
新しいものを作るときには、古いものと最先端のものを使いこなせる力と、創意工夫が必要となる。ナイキ リアクト エレメント 87 は 6 月 21 日から NIKE.COM 及び、一部の NIKE 販売店で発売。

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