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季節のいぶくろ。 第14回「フルーツトマトと甘海老の冷製パスタ バジルの香り」

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隠れ家レストラン「shibuya bed」のシェフ・宮田さんとソムリエ・バーテンダー・宮地さんによる食の連載企画「季節のいぶくろ。」。
毎週、旬な食材を使った“簡単”なのに“オシャレ”な料理と、それに合うワインを紹介していただきます。食にまつわる豆知識も満載です。
さて、今回のメニューは…?

「フルーツトマトと甘海老の冷製パスタ バジルの香り」

 

宮田さん

宮田:暑くなってきました。今回は、冷たくてさっぱりした簡単料理をご紹介します。「フルーツトマトと甘海老の冷製パスタバジルの香り」です。

宮地さん



宮地:ワインは、こちら。「ドルチェット・ダルバ・サンタンナ2012」です。「ワインの王、王のワイン」とも呼ばれるバローロを産出するピエモンテのワインです。トマトのパスタには、ドルチェットがきっと合うと思います。

宮田さん

宮田:トマトには、美肌効果や疲労回復効果があります。たくさん食べて、この暑い夏を乗り切りましょう。

 

フルーツトマトと甘海老の冷製パスタ バジルの香り



作ってみましょう!!
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今回の料理に合う、オススメのワインをご紹介。

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■北イタリアのワイン
イタリアに20ある州はそれぞれに異なるワインへのアプローチを持っています。そのなかでも、「ワインの王、王のワイン」とも呼ばれるバローロを産出するピエモンテは、イタリア国内で最も厳しいワインの枠組みをつくっており、多くの原産地呼称ワインを持つことでも知られています。
長らくバローロを中心としたピエモンテのワインは、伝統派と革新派の二つの潮流によって語られてきましたが、この10年で世界のワイン地図がより多様性を持って変化してきたことと同様に、ピエモンテでも新しいアプローチが産まれつつあります。現当主フェルディナンドは二代目に当たりますが、1997年より葡萄の販売をやめ、自身のカンティーナでの100%醸造、瓶詰めに切り替えました。そのなかで当初は革新的なワインの流れに身を置いていましたが、いつしか伝統的ワイン造りと現代の栽培醸造理論の融合に取りかかるようになります。
そうして出来上がったワインは、全体に色調が薄く、やわらかなテクスチャー、ゆっくりと深くのびてゆくエレガントな味わいを内包しています。伝統と革新は対立するものではなく、どこか新しい価値観を形づくる縦糸と緯糸の役割を担っているように感じています。個人的にはトマトのパスタにはドルチェットが好きだったりもします。

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