NeoL

開く

米アニメのキャラクターを大スケールで描く、ジョイス・ペンサート日本初個展開催


©Joyce Pensato
Courtesy of the artist and NANZUKA


アメリカ人女性アーティスト Joyce Pensato(ジョイス・ペンサート)の日本初個展「The No Pants Fizz Show」が、NANZUKAにて開催中。会期は、5月25日まで。


ペンサートは、ニューヨークのブルックリンに生まれ、New York Studio Schoolで学んだ後も同地を拠点に活動するペインター。近年、彼女の作品は、Contemporary Art Museum (セントルイス、US、2017)、 Kunstraum Innsbruck(イ ンスブルック、オーストリア、2016)、Modern Art Museum of Fort Worth(フォートワース、US、2015)での展覧会に出展されている他、これまでに、Museum of Modern Art(ニューヨーク、US)、San Francisco Museum of Modern Art(サンフランシスコ、US)、Dallas Museum of Art(ダラス、US)、Hammer Museum(ロサンゼルス、US)、 FRAC(ペイ・ド・ラ・ロワール、フランス)など、著名な美術館に収蔵されている。


また、Robert de Niro, Sr. Prize (2013)、The Award of Merit Medal for Painting from the American Academy of Arts and Letters (2012)、 Anonymous Was A Woman Award (2010)をはじめとする数々の賞も受賞している。


ペンサートの作品は、アメリカのアニメーションに登場する馴染み深いキャラクターを大スケールで描くことで知られ、 ホーマー・シンプソンズ、バットマン、ドナルドダック、ミッキーマウスに加え、コメディアンのグルーチョ・マルクス、ペンサート自らが「The Juicer(ザ・ジューサー)」と呼ぶキャラクターなどが作中に登場する。

素早く大胆な筆さばきによって奇妙な変身を遂げたキャラクター達は、ポップアートの抽象表現化あるいはアクション・ペインティング化とも称する事ができる。また、ドローイング作品に於ける抹消された筆跡は、ロバート・ラウシェンバーグが発表した作品「 Erased de Kooning Drawing (1953)」との関連性も感じられ、様々な技法を通して描かれた作品は、親しみのあるポップなアイコンの奥行きと影を深め、アメリカの大衆文化に対する認識、あり方について議論を投げかけているようにも映る。


2017年のグループ展「Petzel at Nanzuka」での本邦初公開に続き、日本初となる今回の個展では、エナメル塗料によって描かれた5点のキャンバスペインティングと、炭とパステルによって描かれた大小さまざまなドローイングを発表する。


出展作家:Joyce Pensato (ジョイス・ペンサート)
展覧会タイトル:The No Pants Fizz Show
会期:2019年4月20日(土)- 5月25日(土)
作家詳細>> https://nug.jp/ja/artists/joyce_pensato
展覧会詳細>> https://nug.jp/ja/exhibitions/2019_joyce_pensato

RELATED

LATEST

Load more

TOPICS