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横尾忠則の個展『B29と原郷 – 幼年期からウォーホールまで』、戦中戦後の文化的体験を回顧


©Tadanori Yokoo Photo by Tomoki Imai


横尾忠則の個展『B29と原郷 – 幼年期からウォーホールまで』が、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEにて開催中。会期は、7月6日まで。


時代性を鋭く切り取り、独自の観点から作品を作り出している横尾忠則。常に制作活動がインターナショナルに注目され、ビジュアルアートから文筆活動まで幅広く才能を発揮している。幼少期に戦争を体験した横尾。これまでの作品にも進駐軍や空襲の飛行機などのモチーフが現れているが、それは意図的に戦争をテーマにしたのではなく、記憶や体験として自然に作品の中に入り込んできたのだという。


本展は、ほとんどが新作によって構成される。ダグラス・マッカーサーのような戦後の歴史上の人物や、ターザンなどの映画の主人公、アンディ・ウォーホルのような文化的な著名人たちが題材として取り上げられる。


さらに、『Y字路』の作品も組み合わせることで多層的な世界を作り上げ、横尾の戦中戦後の文化的体験を総体的に回顧する展示となる。


横尾忠則
『B29と原郷 – 幼年期からウォーホールまで』
2019年5月31日(金)~7月6日(土)
会場:東京都 谷中 SCAI THE BATHHOUSE
時間:12:00~18:00
休廊日:日、月曜、祝日

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