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有山達也が「音」の可視化に取り組む展覧会、東京初開催




有山達也の展覧会「音のかたち」が、東京・銀座のクリエイションギャラリーG8にて開催中。


東京藝術大学を卒業後、中垣デザイン事務所を経て1993年にアリヤマデザインストアを設立した有山達也。


アートディレクターを務めた『ku:nel』や、東京藝術大学発行の『藝える』、座・高円寺のフリーペーパー、北九州市発行情報誌『雲のうえ』などの広報誌をはじめ、文芸書から料理本、写真集、漫画など、様々なジャンルのエディトリアルデザインを中心に活動している。


デザインの仕事のかたわら、数千を超えるレコードコレクションとヴィンテージオーディオを持ち、音楽 と密接に関わる生活を送る有山。東京初となる今回の個展で、テーマに選んだのは「音」。きっかけとなったのは、昨年発売された写真家・齋藤圭吾の写真集『針と溝』。レコード盤に針を落とすと音が生まれることに着目し、レコード針とレコードの溝を接写レンズで撮影した本写真集のエディトリアルデザインを手掛けた有山は、制作を通じて「音」には「かたち」があるのではないかと思ったとのこと。


会場では、目ではかたちをとらえにくい、けれど空間に確かにたちあがる「音」の世界を、写真で、文字で、図 像で、表現・構成。齋藤との協働による『針と溝』の世界を進化させたヴィジュアル表現や、レコー ドの音を作り出すカッティングエンジニアやオーディオ機器を作っている人たちへの取材を通し、「音」の可視化に取り組む。


有山によって可視化された「音」は、どんな表情を見せるのか。体感したい。


有山達也展『音のかたち』
2019年8月27日(火)~10月5日(土)
会場:東京都 銀座 クリエイションギャラリーG8
時間:11:00~19:00
休館日:日曜、祝日
料金:無料

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