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text by Sonoko Osanai

結末のない映画特集:「韓国ドラマは、見終わったその後にこそ」 韓日翻訳者 小山内園子




 本当のことを言うと、いまこうやって文章を書いていられる精神状態ではない。10分でもまとまった時間がとれるならすぐさまipadに向かいたい。「4日で1話」と自分に課した禁を破ることはや数回。「翻訳の神様ごめんなさいこの回だけどうか許して」と祈りながら、盗み見のように鑑賞してきた『愛の不時着』(tvN,2019)が、ついに残すところあと1話なのだ。1話90分の物語を15話まで、しかも、国境をまたいだロマンスと友情と忠誠心と家族愛と監視と裏切りと経済格差と暗黒社会と財閥と独裁政権と、と、うーむ、要素満載。一体、この話はどう着地するのか、まさかドラマ自体が不時着なんてことはないよね、だってこんなにあちこちに「不時着」沼ができてるんだし、と思いつつ、息をつめてフィニッシュを待ち構えている。終わりが来てほしいような、そうでないような。すでにあの沼に落ちた方、落ちっぱなしの方、なんとか這い上がった方ならおわかりいただけるだろう。この、毎日することがある感じ。何かが私を待っている感じ。完全に、独りよがりの使命感なのだが。
 大体がドラマというのはそういうものだ。「私」は描かれる世界の目撃者になる。まるで箱庭を上からのぞきこむがごとく、お気楽な目撃者。観察したり分析したり証言したりする必要はない。自由に、目の前で繰り広げられる世界を自分の人生に引き寄せて楽しめばよい。
 だが。不思議なことに、韓国ドラマのなかには、見ているあいだじゅうこちらを刺激し続け、さらには数年経っても自分の物差しになってくれるものがある。はたして『不時着』はそんな一作になるのか。そもそも私にとって、どんなドラマがそういうものだったか。
モニターに『不時着は4日で1話』と書いたポストイットを張り付けて翻訳作業をする合間、ふとそんなことを思ってみた。



◆Play back「キム・サムスン」
この秋、『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者、チョ・ナムジュさんの新刊『彼女の名前は』が、すんみさんとの共訳で刊行される。女性たちの人生の断面を鮮やかにきりとった小説集なのだが、その1編に、来年30になる女性が10代のころに見た『私の名前はキム・サムスン』(MBC,2005)を振り返る物語があった。『キム・サムスン』といえばそう、『不時着』で3度目のブーム到来とされる、あのヒョンビンの出世作となった作品でもある。私も放映当時は夢中になって見ていた。翻訳にあたって、久しぶりにあのドラマを見直した。
記憶にあるのは、『キム・サムスン』の規格外のキャラクターだった。それまでのヒロインにはないリアル。二股をかけた恋人を許さず、ダイエットや整形より自分のありのままを優先し、自分の性欲を平気で口にする。2005年の放映当時は韓国でも「これぞ等身大の30代シングル女性」と多くの女性から支持されていた。「革命的」と表現する書き込みも読んだ覚えがある。
ところが、いざドラマを見直してみると。なんというか、妙にもやもやするのだ。2005年って、これが「あたりまえ」だったのか、と。
たとえばそれは設定からしてそうだった。あらすじを書こうとした瞬間、まずその設定にザワついて抵抗感マックス。要約すればこんな感じだろう。
「ぽっちゃり体形のアラサー女子、パティシエのキム・サムスンが、手痛い失恋の直後にイケメン御曹司の年下男性と出会った。さあ、運命の恋はサムスンに微笑むか」。
……うーむ。サムスンの体形、年齢を「残念なもの」と決めつけた、この前提。韓国語ではもっと露骨で、テレビ局のサイトには「老処女(노처녀)」=オールドミスという言葉が散見される。「オールドミス」って、見るのも書くのも久しぶりである。それらに対置されるキーワードが「御曹司」「イケメン」「年下」なのだ。2020年現在、#Me tooや韓国フェミニズムの流れを知ってしまった立場としてはなかなかに心理的ハードルが高い。
ご存じの方も多いだろうが、韓国のテレビ局が設けるドラマのホームページには企画意図というコンテンツがある。そのあたりはいかにも韓国らしくて、制作側が正々堂々、誠実に、どういう意図でこのドラマを企画し、どんなメッセージを伝えたいか視聴者に宣言する。だから企画意図を読めば、作り手が制作段階にどんな現状認識でいたか、どんな方向を目指していたかを垣間見ることができる。
『キム・サムスン』のサイトには、こんな企画意図が書かれていた。


この国のすべてのサムスンたちへ…
ある調査によれば、自分を太めと認識している韓国女性は73%を占めるという。この国の女性の10人中7人が、自分は太っていると自覚していることになるわけだが、我らが主人公サムスンもそんなひとりである。
(中略)
10人中のうちの7人、この国の平均女性たち、この国のサムスンたちに、ロマンスをプレゼントしよう。 チョコレートの箱のおまけつきで。プレゼントを受け取ったサムスンたちが、ドラマの中のキム・サムスン同様、凛々しくなってくれたなら。人生に欺かれても、愛に泣かされても、落ちこまず、ますます強くなってくれることを…。
(MBC『私の名前はキム・サムスン』HP 企画意図より抜粋)



2005年当時、『私の名前はキム・サムスン』というドラマは、つらい現実を生きる韓国女性たちへの<プレゼント>だった。まあいろいろ大変だけど、このドラマで元気出そうねという、文字通りの応援歌。もちろん、15年前のドラマだから今見直して違和感を持つのは当然だ。だが、その違和感は、言ってみればこの15年に自分がどう「あたりまえ」を育てたかをはかる物差しでもある。
ドラマのなかで、サムスンはよく戦っていた。そしてときに傷つき、自分を振り返り、自分を責めていた。ひとり焼酎を飲みながら「心が石になっちゃえばいいのに」とつぶやいていた。どんな恋も大変だが、恋以外のところでもいろいろに言われ傷つくサムスンは、リアルタイムで見たときよりはるかに切なく映った。



◆ヒリヒリした現実への、韓国ドラマの「答え」
だが一方で。韓国であれ日本であれ、2020年現在の社会が2005年当時に比べてはるかに善き社会になったとは、口が裂けても言えない気がする。むしろ手に余らなさが増しているような。そんな流れは韓国ドラマの風潮を見ていても感じる。『キム・サムスン』型の一服の清涼剤系応援歌ドラマは鳴りを潜め、何らかのかたちで社会事象を取り込んだドラマが増えた。『愛の不時着』と同じtvN制作の『マイディアミスター 私のおじさん』(tvN,2018)はそんな作品だ。
ドラマは、イ・ソンギュン演じるしがない45歳のサラリーマン「パク・ドンフン」と、IU演じる21歳の女性「イ・ジアン」を中心に進んでいく。ジアンは生まれたときからおそらく苛酷な境遇に置かれてきたのだろう。昼は事務の契約社員としてひたすら伝票処理や郵便物の整理をこなし、夜は飲食店で皿洗いをし、へとへとになって一人の部屋に戻っても決して寛ぐことはしない。借金取りの目を気にして灯りもつけず着替えもせず、店の客が残した肉やキムチを胃に流し込む。お腹減ったとか、疲れたとか、おいしいとか、そういう心の動きは一切表情から読み取れない。まるで食事も、食事をして生存を維持することも、なにかの義務であるかのようだ。そうして、スティック2本分の濃いインスタントコーヒーを飲む。カメラはしつこく彼女のコーヒーが入ったガラスの大きなコップ(カップではなくコップ)を追っていて、これがおそらく、彼女の唯一にして最大の生の楽しみなのだろうと思わされる。ドンフンが自分の職場で働くジアンの存在に気づくのも、オフィスで自由に飲めるスティックコーヒーをカバンに詰め込んでいる姿を目撃したからだった。
21歳で、ジアンは親の作った借金をひたすら返している。当事者の親はすでにいない。耳が聞こえず体の悪い祖母は施設に入っているが、利用料の支払いを滞ったばかりに追い出され、祖母のことも引き受けなければいけない。信頼できる大人が周りにいないから、低所得世帯が使える福祉制度など誰も教えてくれない。どうせ捨てる客の残り物を持ち帰っていたことがバレると、アルバイトも辞めさせられる。なぜそんなものを持って帰るのかと、問われることもなく。
つらい、と声を発しない限り、世の中は「問題がない」ことにしてしまう。ジアンはその象徴だ。ジアンが重荷に耐えれば耐えるほど、社会は見て見ぬふりをする。挿入歌の歌詞は、まるでジアンの心の叫びのように聞こえる。


わたしはわたしになって 星は永遠に輝いて 
眠らない 夢を見ている
バカなわたしは 自分にはなれないのだと
目覚めて ようやく気がついた
いつの日か いつの時か 何処かで
私の小さな世界は、笑いかけてくれるだろうか  


Sondia『大人』より
作詞:ソ・ドンソン/イ・チフン 作曲:パク・ソンイル



ドンフンの閉塞感とジアンの絶望がさまざまに絡みあい、物語は決して暗くは終わらないのだが、見終わったとき、この結末は社会への一つの仮定であり問いかけなのだろうと思った。ドラマが描く結末は、あくまで1つのサンプルだ。それ以外の無数の結末がありうる。より悲惨なもの。より残酷なもの。より絶望せざるをえないもの。その証拠に、連日ニュースは目を背けたくなるような現実を報じているじゃないか。現実に材をとったドラマはだから、結末という1つの答えを例示して終わったあとも、心に残り続ける。こちらに問うてくる。
思えば、ドラマは常に「仮定」を見せ「問いかけ」をしてくるものなのかもしれない。生活や生命のかかったテーマなほど、より切実に。





「時間を戻せる時計を持つ25歳の主人公が、ある事件でその時計を使いすぎたため、突然70代のおばあさんになってしまう」。ファンタジー? タイムトラベルもの? と思ってしまいそうな設定の『まぶしくて ―私たちの輝く時間』(JTBC,2019)も、仮定と問いかけという意味では非常に胸に刺さる作品だった。そしてこれ、本当にネタバレ厳禁な作品なので、友達には「もう騙されたと思って何も言わずに見てくれ」と、押し売りのように勧めている。主演は撮影当時77歳のキム・ヘジャ。高齢社会に対する見方をひっくり返すような、後頭部を軽く殴られたような結末だ。そしてこれも、私たちの見方と行動が問いかけられているなあ、と思う。



◆つまるところ、人生は不時着の連続だから
 誰もがこの人生を生きるのははじめてだ。ある程度見立てはできても、答えはわからない。少なくとも私の場合、そんな人生の答え探しの補助線がドラマなのだと思う。あくまで自分の答えを探す手助けとして。
コロナ禍で『愛の不時着』にハマった、という知人は周りに多かった。もちろん、みんながみんなこの設定を素直に受け入れて見始めたわけではないだろう。だって財閥、パラグライダー、エリート軍人、ですよ? 謎のキラキラ感ですよ? おそらく、最初のほうは純粋にエンターテイメントだったはずだ。それが、気がつけば、ひきずりこまれている。物語の切羽詰まっていく感じ、予測不可能な結末と、コロナという現実を生きる私たちの不安感が不思議なリンクを見せたのだと思う。目的地のわからない列車に乗せられているように。
にしても、『愛の不時着』というタイトルはすごい。そんなわけで最終回を見る前に、こちらもサイトに飛んで企画意図を覗いてみた。膝を打った。そうか、不時着って。あの人もこの人も、不時着だったんだ。


竜巻に巻き込まれ別世界に飛びこんだ童話の中のドロシーのように
ある女が突風に乗り
ある男のいる世界へと舞い降りる
「乗り間違った列車が、時に目的地へ運んでくれる」というだろう?
時に人生が強風にのまれ
危険なほど揺さぶられているように見えても……
自分だけ不運な事故に巻き込まれ
見知らぬ、怖ろしい場所に、ひとり立ち尽くしている気がしても……
私たちは結局、気づかされるのだ。


風に乗ったドロシーが、オズの魔法使いと出会ったように
砂漠に不時着した操縦士が、星の王子様と出会ったように
多くの縁、幸運、美しい物語は
思いがけない不運と不幸と不時着から始まるのだということを
(tvN『愛の不時着』HP 企画意図より抜粋)



 人生は不時着。ドラマは人生の答え探しの補助線。さあ、心を決めて、最終回を見よう。




小山内園子
東北大学教育学部卒業。NHK報道局ディレクターを経て、延世大学などで韓国語を学ぶ。
訳書に、姜仁淑『韓国の自然主義文学』(クオン)、キム・シンフェ『ぼのぼのみたいに生きられたらいいのに』(竹書房)、ク・ビョンモ『四隣人の食卓』(書肆侃侃房)、キム・ホンビ『女の答えはピッチにある 女子サッカーが私に教えてくれたこと』(白水社)、イ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ』(共訳・タバブックス)など。2020年9月には、すんみと共訳したチョ・ナムジュ『彼女の名前は』(筑摩書房)の刊行を控える。



チョ・ナムジュ『彼女の名前は』
翻訳 : 小山内園子・すんみ
刊行 : 9月中旬

(筑摩書房)



「愛の不時着」
パラグライダー事故で北朝鮮に不時着した財閥の娘でファッションブランドを経営するユン・セリと彼女を匿い愛してしまう北朝鮮の将校リ・ジョンヒョク。堅物の将校の家で、素性を隠して暮らすことになるが…果たして絶対極秘の2人の愛の行方は? 偶然の出会いが、知らなかった世界の扉を開く。韓流人気俳優のヒョンビン(「アルハンブラ宮殿の思い出」「シークレット・ガーデン」)とソン・イェジン(「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「私の頭の中の消しゴム」の)の再共演ほか、他のキャストのコミカルなキャラクターも話題となった。脚本家は「青い海の伝説」「星からきたあなた」のパク・ジウン。
出演:ヒョンビン、ソン・イェジン、ソ・ジヘ
原作・制作:イ・ジョンヒョ、パク・ジウン
https://www.netflix.com/jp/title/81159258
Netflixオリジナルシリーズ『愛の不時着』独占配信中
2019年 韓国



「私の名前はキム・サムスン」
30歳を目前に恋人に去られたパティシエのサムスンはお見合いをするが、偶然居合わせた再就職先のレストランの若社長ジノンにぶち壊されてしまう。激怒するサムスンにジノンは偽装交際を申し込む。お金のために承諾したサムスンは、やがて彼に惹かれていき…。
U-NEXT

出演 : キム・ソナ(『偉大なる遺産』「シティーホール」)、ヒョンビン (「雪の女王」「アイルランド」)、チョン・リョウォン(「君はどの星から来たの」)、ダニエル・へニー(「春のワルツ」)
DVD 販売元: Happinet(SB)(D)
2005年 韓国



「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」

建設会社で働くドンフン(イ・ソンギュン)に、ある日、差出人不明の5000万ウォンの商品券が届く。直前に母から、無職の長男のために、家を売って食堂をやらせたいと相談されたドンフンは、それを受け取ってしまう。翌日、ドンフンは匿名の告発を受けた監査部から調査を受けることに。しかし、商品券は彼の机からこつ然と消えており、ドンフンは答えに窮する。すると、突如商品券がビルのゴミ置き場から見つかる。ドンフンは「5000万の商品券を捨てた男」として社内で英雄扱いされることに。商品券を捨てたのは契約社員のイ・ジアン(IU/アイユー)だと知ったドンフンは、自分が捨てたことにしてほしいと彼女に頼む。すると、ジアンから交換条件として1ヶ月間食事をおごってほしいと言われてしまう。実は、ジアンは、ドンフンの妻ユニ(イ・ジア)と不倫関係にある社長ト・ジュニョン(キム・ヨンミン)からお金をもらうため、ドンフンを陥れようとしていた。そうとは知らないドンフンは、ジアンに関わるうちに彼女が多額の借金を抱えていることや、孤独な人生を歩んできたことを知り、少しずつジアンを助けるようになる。そんなドンフンの優しさに触れるたびに、ジアンの心は少しずつ揺らぎはじめ・・・。
公式サイト: http://mydearmister.jp
出演:イ・ソンギュン(「ミス・コリア 」「コーヒープリンス1号店 」)、IU/アイユー(「麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~」「キレイな男」)、チャン・ギヨン(「ここに来て抱きしめて」「ゴー・バック夫婦」)
DVD発売中 販売元: TCエンタテインメント

「まぶしくて―私たちの輝く時間―<韓国放送版>」
誰にでも振り返れば まぶしい時間があった―。幼い頃に砂浜で時間を巻き戻せる腕時計を拾ったヘジャ(ハン・ジミン)。その腕時計を使って時間を戻すと、その分、人より早く成長してしまうことに気づき封印を決意する。時を経て、 25歳になったヘジャは、アナウンサーを目指すも厳しい現実にぶつかる。気の置けない親友たちに励まされながら、心が折れそうな日々を送っていた。そんなある日、ヘジャは放送部の集いで記者志望のジュナ(ナム・ジュヒョク)と出会う。心に傷を抱え、アル中の父を避け祖母と暮らしてきたジュナ。父のせいで引越しを繰り返し、どこか周りと馴染めずに過ごしてきた。ジュナはヘジャと会ううちに、感情の赴くままに行動する明るい彼女に好奇心を抱くように。そしてヘジャもジュナに惹かれていく。そんな折、ヘジャの父(アン・ネサン)が突然交通事故で亡くなる。父を救うため不思議な腕時計で時間を戻そうとするヘジャだが、数えきれないほど時間を戻しても、事故を防ぐことができず途方に暮れる。数十回と試みるうちに遂に父を助けることに成功するが、鏡を見ると、自分の姿が70歳くらいのおばあさん(キム・ヘジャ)に変わっていた…。
公式サイト: https://www.welovek.jp/mabushikute
出演:キム・ヘジャ(「優しくない女たち」「ディア・マイ・フレンズ」)、ハン・ジミン(「知ってるワイフ」「イ・サン」)、ナム・ジュヒョク(「恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~」「ハベクの新婦」)、ソン・ホジュン(「ゴー・バック夫婦」「私の恋したテリウス~A Love Mission~」)
DVD-BOX 発売中
全1BOX/¥12,000(本体)+税/全12話/本編DISC6枚+特典DISC1枚/日本語字幕収録
[特典内容]  封入特典:ブックレット16P予定 特典映像:ナム・ジュヒョク撮りおろしインタビュー/台本読み合わせ/トレーラー&ポスター撮影/制作発表会(特典DISC1枚/約60分収録予定)

発売・販売元:ポニーキャニオン
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