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インターンMが行く、3泊4日最新ソウル旅レポート(前編)

NeoL Magazine JP | Photo: Mai Sugawara | Text: Mai Sugawara | Edit: Mai Sugawara

 
自粛期間中にすっかり韓ドラ・K-pop沼にはまったインターンMが、ファッション情報多めで韓国旅行をレポートしていく。
 

渡航前の準備

6月8日現在、日本からの韓国入国には検疫情報事前入力システム(Q-CODE)の登録、韓国からの日本入国にはVisit Japan Webサービ​​スの登録​​(任意)が必要。どちらもホームページから日本語で登録できるので、渡航前に余裕を持って準備しておくのがおすすめ。

 
成田空港からLCC「ジンエアー」に乗って韓国ソウルへ

女子3人で行く今回の韓国旅の最大の目的はショッピング。格安とはいえ、ジンエアーは受託手荷物15kg付きなので重量制限を気にせず心置きなく買い物できる。LCCは定期的に大幅セールもしてるのでこまめにチェックすると良いだろう。
https://www.jinair.com/

 
DAY1

13時30分発の飛行機に乗り込み、いざ韓国へ出発。特にトラブル無く成田空港からソウル・仁川空港まで片道2時間30分ほどで到着。海外旅行に再び行けるようになったばかりということもあり、空港自体はかなりの混雑していたものの、Q-CODEのチェックとイミグレーションはサクッと通過。到着から約1時間弱で外に出ることができた。

 

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今回私たちが滞在したのは安国(アングク)エリア。韓国ドラマ「トッケビ」や「その年、私たちは」のロケ地である感古堂通​​り(カムゴダンギル)があることでも有名。韓屋をリノベーションしたカフェやポチャ(韓国居酒屋)が多くあり、歴史ある街並みの中に現代ソウルの活気を感じる魅力的な場所だ。
 
今回のホテル選びで気をつけたのは、観光目的にあった宿泊エリア選び。訪れたい場所から遠すぎず、交通の便が良いエリアに宿泊することで、移動時のストレスを減らすことができる。しかし、土地勘のない海外でお店からお店の距離感を掴むのは難しい。そこで今回利用したのが、韓国の地図アプリ「Naver Maps」。お気に入り機能を使って目的地を地図上に事前に登録しておくことで、行動エリアを可視化できる優れもの。韓国国内での電車やバスのルート検索もできるので、韓国旅行の際はぜひ活用してみてほしい。

 
韓国旅行スタート

空港から電車に乗り、安国駅まで1時間30分ほどで到着。一旦ホテルに荷物を置いて、随分前にInstagramで見つけて訪れてみたかったニョッキバー「Nakta」(ナクタ)へ向かった。
 

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白色ベースに地中海のエッセンスが散りばめられたアンティークな雰囲気の店内。ここではワインと軽くおつまみをということでポテトとニョッキをオーダー。素敵な空間と料理で心地良いディナータイムを過ごすことができた。
 

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「Nakta」
住所 종로구 재동 47 1층
営業時間  毎週金曜日に公式Instagramで告知
休業日 月・火
https://www.instagram.com/n_a_k_t_a/
 
程よくお腹が満たされた私たちは、ホテル周辺に戻って2軒目のお店へ移動。偶然目に止まった大衆鍋屋さん「오죽이네​​」(オジュギネ)でタッメウンタン(鶏の辛い鍋)を食べることに。韓ドラさながら次々ソジュ(焼酎)の瓶を開け、一杯飲むごとに乾杯する周りのお客さんから韓国を感じつつ、Instagramをサーフィンし今夜行くクラブの情報収集に徹した。
 

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住所 서울특별시 종로구 돈화문로11가길 25​​
電話番号 02-741-8879
営業時間 月~金11:30~22:00(ブレイクタイム15:00~16:00)  土13:00~22:00
休業日 日・祝日
http://www.instagram.com/o_jugi
 
時刻は22時、目星をつけた弘大(ホンデ)エリアにあるクラブ「THE HENZ CLUB」へ移動することに。噂に聞くとおり、韓国のIDチェックは厳しめ。パスポート写真と実際の顔の入念なチェックを受け、無事入場することができた。ちなみにこのクラブにドレスコードはないが、韓国のクラブ、特に江南(カンナム)エリアのクラブは服装が指定されていることもあるので事前に調べておくのが無難。
 

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お目当ては韓国アーティストNCT127の音楽リミックスプロジェクトを手がけたWILL NOT FEARのDJ。​​NCT127の曲はかからなかったものの、同じく韓国のアーティストJAY PARKの「All I Wanna Do」や「BLUE CHECK」のリミックスが流れ、韓国のクラブの雰囲気を満喫することができた。平日だった為かお客さんの入りは6割ほど。スタッフさんの話によると、休日は外に入場待ちの列ができることもあるらしい。2時間ほど滞在し、他のクラブに移動するか迷った末、次の日のためにタクシーで帰宅した。
 
「THE HENZ CLUB」
住所 마포구 상수동 86-22 B1
​​営業時間 22:00~
休業日 不定休
https://www.instagram.com/thehenzclub/ 
 
DAY2
旅行2日目は、滞在エリアである安国(アングク)駅周辺のお店から攻めていくことに。と、その前にまずは腹ごしらえ。ホテルから最寄りの駅へ向かう途中に偶然見つけたカフェ「Cafe Layered」へ。私が行ったのは安国店だが、延南洞​​(ヨンナムドン)や済州(チェジュ)などにも支店があるそう。系列店に「LONDON BAGLE MUSEUM」というとても可愛いベーグル屋さんもあるらしく、そちらもぜひ行ってみたい。
 

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所々散りばめられたユニオンジャックやお花から感じる英国の雰囲気に心躍る。お店の片隅ではマグカップやトートバックなどのオリジナル雑貨も販売されていた。
 

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私はアールグレイシフォンケーキをチョイス。甘さ控えめで、韓国人御用達のアア(アイスアメリカーノ)とも相性抜群。​​
 

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「Cafe Layered​​」
住所 서울 종로구 북촌로2길 2-3
営業時間 08:00~22:00
https://www.instagram.com/cafe_layered/
 
ショッピングスタート
美味しいケーキを食べて幸せな気分になったところで買い物スタート。1店舗目は通販サイトSSENSE(エッセンス)で目にしてからずっと気になっていた「Andersson Bell」(アンダースンベル)へ。スカンジナビアのデザインを韓国風に再構築したデザインが印象的なソウル発のブランド。ブランド名の「Andersson」 はスウェーデンの典型的な名字で、「Bell」 は韓国の伝統的な寺院の鐘を意味​​しているのだとか。
 

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中に入ると強い存在感を放つ服たちがお出迎え。色分けされたラックが並んだ店内で、ノルディック柄にビタミンカラーを落とし込んだニットウェアが一際目を引く。
 

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ナイロンジャンパー×リブ編みニット、MA-1×ピンストライプ柄スーツといったアンダースンベルの真髄を感じさせられるパネル仕立てのピースはまさに美術品のよう。絶妙なカットラインと相まって生み出されたシルエットは唯一無二。ぜひ手に取るだけでなく、試着してその美しさを体感して欲しい。
 

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「Andersson Bell​​」
住所 서울 종로구 윤보선길 42
電話番号 +82 70-4402-0072
営業時間 火~日 12:00~20:00
休業日 月
https://adsb.co.kr/pages/stokist
 
続いて、Andersson Bellから徒歩10分程の場所にある「MINJUKIM(ミンジュキム)」へ。 LVMH プライズのショートリストに選出された経歴を持ち、Netflix のリアリティ番組「ネクスト・イン・ファッション」の初代優勝者に選ばれたデザイナーが立ち上げたソウル発のブランド。ちなみに番組ファンの私がソウルに行ったら絶対に訪れたかった場所のひとつ。
 

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韓国の伝統家屋をリフォームした店舗は外観と内観のギャップが面白く、時空の歪み感じさせられる不思議な世界観。一見洋服屋さんには見えない隠れ家的な雰囲気に心躍りつつ入店。
 

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このとき店内に並べられていた、2023SSのテーマは「FAIRY’S WISH」。テーマに呼応したお花のグラフィックのデザインが印象的。鮮やかな色合いやドレープやフリルをあしらったボリューミーなシルエットから、MINJU KIMらしいファンタジーな世界観が垣間見えるコレクションだった。スタッフさんが英語が堪能な方で、デザインの裏話を教えて頂いたりとファンにはたまらない時間を過ごすことができた。運が良ければデザイナー本人が店舗に立っていることもあるそう。大胆かつ遊び心あるデザインを求めている人にはぜひ足を運んでもらいたい。​​
 
「MINJUKIM」
住所 종로구 북촌로7길 10
営業時間 水~土 13:00~19:00
休業日 日・月・火
https://www.minjukim.co/en/about
 
続いて向かったのは安国駅から電車で1駅の景福宮​​(キョンボックン)エリア。歴史的建造物が多くある地域で、韓服を着て街を散歩する観光客の方を多く見かけた。韓服を着ていくと割引を受けられるお店もあるのだそう。いつか着てみたいと思いつつ、次なるお目当ての「HALOMINIUM」(ハロミニウム)へ移動。
 

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韓国アーティストのBLACK PINKやXGも着用しているソウル発のブランド。雑居ビルの一部屋にある店舗は、サーチしてから行かないと見つけるのは難しいかも。扉を開くと心地よいお香の香りとともに、HALOMINIUMらしい無機質な空間が広がっている。
 

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シンプルなデザインの中に、近未来的なエッセンスが落とし込まれたアイテムが並ぶ。ワンサイズのものが多めなので、身長や体型によって異なる着こなしができるのも魅力。いくつか試着し、モスグリーンのロングスカートをゲット。
 

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「HALOMINIUM」
住所 종로구 자하문로10길 22, 2층​​
電話番号 070-8800-0532
営業時間 13:00~18:00
https://m.halominium.com
 
続いて向かったのは、HALOMINIUから駅へ向かう途中で偶然見つけた雑貨セレクトショップ「RP.」。韓国でしか取り扱っていない個性派ブランドも豊富に揃う、韓国のおしゃれガールズ御用達の雑貨屋さん。
 

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花瓶やお香立てといった小物から、壁掛け鏡や大判ポスターまで個性的なデザインの雑貨が豊富に揃う。一点一点異なるデザインで全く同じアイテムがないのも魅力。オンラインストアもあるけれど、海外配送は行っていないそう。気になるものがあったら即購入がおすすめ。
 
「RP.」
住所 03044서울특별시 종로구 자하문로10길 6 (통의동) 2층
電話番号 02-735-0509
営業時間 13:00~19:00
休業日 月
https://rpmarket.kr
 
流石にそろそろお腹が空いたので、Naver Mapsを使ってお店近くで遅めのランチを探すことに。日本と変わらず30度近くある気温でバテ気味だったため、さっぱり冷麺を選択。RP.の近くにある「アパコムタンキョンボックン駅店」に入店した。
 

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冷麺にゆで卵とお肉の天ぷらが載っているのがこのお店のスタイル。本場の冷麺はもちろん、キムチの美味しさに驚いた。付け合わせがおかわりし放題なのも韓国ならでは。
 
「アッパコムタンキョンボックン駅店」
住所 서울 종로구 자하문로 42-1 1층
電話番号 0507-1427-2535
営業時間 09:00~22:00
 
冷麺とキムチでスタミナ回復したところで、ショッピング再開。歩いて「AMOMENTO」のフラッグシップストアへ。
 

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ニュートラルな色使いとパッと目を引く大胆なシルエットが魅力的な、ソウル初のブランド。今年4月に原宿で行われた「MUSINSA」のポップアップで初めて実物を見てからずっと気になっていたので念願の訪問。
 

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レディースとメンズは半分ずつの割合で置いてあり、スカート等を除いて基本的にデザインは同じだそう。好みのフィット感に合わせメンズ・レディースをチョイスする楽しみ方ができる。売り切れのアイテムも多くあったので、お目当てのアイテムがある場合は事前に電話等でショップに確認した方が良いかも。
 
「AMOMENTO FLAGSHIP STORE」
住所 자하문로 종로구 70 1F
営業時間 12:00-20:00
https://amomento.co/index.html
 
お店を出ると時刻は18時近く。一度ホテルに帰って荷物を置きがてら休憩することに。1時間ほどテレビを見つつ休憩して、夜ご飯へ。
 
2日目の夜ご飯は、鐘路3街(チョンノサムガ)駅近くにある焼肉地帯、通称「焼肉通り」へ。ローカルな雰囲気に惹かれ「益善洞焼肉屋」に入店。韓国ドラマで覚えた「イゴ ジュセヨ」(韓国語でこれをください)を駆使して、お目当てのサムギョプサルとマッコリをオーダー。
 
「益善洞焼肉屋」​​
住所 서울 종로구 수표로28길 47
電話番号 +82 2-6084-1259
営業時間 16:00-23:00
 
美味しいお肉でお腹は満たされたものの、せっかく韓国に来たので韓国ドラマでよく見る屋台に行きたいということで、鐘路3街にある「ポジャンマチャ(飲み屋屋台)通り」​​へ移動。路上に並べられた簡易テーブルセットでワイワイお酒を交わす雰囲気はドラマの世界観そのもの。
 

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路上屋台は基本的にメニューは韓国語のみ、お会計は現金のみのところが多いので行く時はご注意を。お店によっては値段が書いていないところもあるので、翻訳アプリを使って気になる点は注文前に聞くのがおすすめ。
 

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金曜日の夜ということで、どこもほぼ満席。運良く入れた屋台でおでんとKelly(韓国ビール)を注文して乾杯し、25時ごろホテルへ帰宅。これにてアクティブな2日目が終了。
 
 
(後編に続く)

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