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稀代のシューズデザイナー、クリスチャン・ルブタンが語る青山旗艦店の魅力

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昨年12月、旗艦店となるChristian Louboutin青山がオープンした。日本国内では7店舗目の直営店、世界では81店舗目となるこのブティックでは、メンズ、レディースが揃う店舗となり、シューズからハンドバッグ、革小物が揃う。内装デザインは、NYをベースに活躍する建築デザイン会社、212boxによるもの。主任建築家であるエリック・クラウとクリスチャン・ルブタンが密にデザインを進め、ブティックが入る建築物のエレガントな特徴と青山らしい要素を結合させた革新的な内装デザインを施すことで、ブランドの世界観を表現している。青山店の詳細とあわせて、オープンを記念して来日したデザイナー、クリスチャン・ルブタンのインタビューを送る。

—こちらのショップはかなり大きな敷地ですが、デザインするうえでどのようなことを重要視されたのですか?

クリスチャン「多くの方が一堂に会することができるようなスペースにしたくて広めのお店にしました。設計した身ではありますが、実は実際に足を運んでみたら想像していたよりも大きいなと思っているところです(笑)」

 —メンズのスペースが非常に大きいというのが第一印象です。これはマーケット性も捉えてのことでしょうか?

クリスチャン「そもそも男性は体格がよいので、女性よりもスペースを多く使いますよね。メンズ1号店がパリにあり、ほかにNYのダウンダウンやロサンゼルスにもあるのですが、そちらのお客様の傾向として女性は二人組で買い物されることが多く、男性はグループでいらっしゃることが多いのです。女性の場合はお客さまとお連れ様のスペースがあればよいのですが、男性の場合はすぐに店内が埋まってしまいます。体格に伴い、靴のサイズも違う為、ディスプレイスペースにも幅をとります。男性の靴は女性の靴と比べて大きいので店内に巣箱をイメージした什器がありますが、そちらは女性用なので勿論男性のシューズは入りません。そのように男性のセクションをデザインするときにはやはり女性とは違ったデザインにしなければいけないので、メンズのスペースが広くなりました」

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