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稀代のシューズデザイナー、クリスチャン・ルブタンが語る青山旗艦店の魅力

—メンズの靴を作ろうと思ったきっかけは?

クリスチャン「元々自分や友達のために個人的にデザインはしていましたが、売るために男性の靴をデザインしようとは全く思っていませんでした。女性が20年も同じ靴を履くというのは絶対にないと思いますが、男性は20年間同じ靴を履くことに誇りを持っていて、大切に磨き、愛用するというのがヨーロッパでは常識なのです。フランスでは愛用の靴を息子に譲ることも伝統なので、素晴らしい靴が多く作られています。

ある日、MIKAというポップシンガーから電話があり、靴をデザインしてくれないかと言われました。私は女性用の靴をデザインしているのに、なぜ彼がそんなお願いをしてくるのか尋ねたところ、“ステージに立ってパフォーマンスをするためのエキサイティングな靴がほしい”ということでした。彼は、『ガールフレンドや家族が私が作った靴を履いてエキサイティングな気持ちになって喜んでいるのを見ているから、そういう靴を男性にも作ってほしい』と言うのです。

私は伝統的な靴を思い描いていたので今まで男性の靴のデザインをしていなかったのですが、そうした若いポップシンガーが求める靴はそれらとはまた違ったものでした。そこから考えが変わりました。ステージのショーガールなどをイメージして女性の靴をデザインするように、男性の靴もショーガールならぬショーメンをイメージし、エキサイティングな気持ちでステージに立てるようにデザインをすればいいんだと分かって男性の靴もデザインするようになったのです」

—スニーカータイプも多くありますが、どのようなスニーカーが好きですか?

クリスチャン「日本では3足買いましたね。2年前にデザインに惹かれて、白と黒の水玉の靴を買いました。ランニング用にはナイキとアシックスを履きます。自分自身でも作ろうと思い、一度日本らしさを求めて5本指にわかれるようなデザインをしたのですが、人はそれぞれ指の太さ、長さが違うので指の間から血が出るという結果になり、スポーツなどの方向には行くべきでないということを学びました(笑)」

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