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Vacantが提案する文化的対話の場。ベック・ヒョワン、ヨン・ココ、牧口 英樹、明主 航、大橋 和彰 、佐内 正史によるグループ展開催


牧口英樹 | 250517 | 2025 | ケント紙, パステル | 99×148mm
©2025 Polylog/Vacant


Vacantにて、8月22日より作家6名によるグループ展が開催される。
『POLYLOG(ポリローグ)』は、Vacantが提案する「文化的対話」の場。人それぞれが持つ多層的な文化体験を、他者との対話を通じて再発見し、自らと文化との関係を深めていくことを目的としている。


本展は、2025年10月に発刊予定の『Vacant/Edition #2 “Polylog” Issue』に先駆けて、本書内でVacantの永井と対話を交わした6名の作家によるグループ展。
Vacant/Centreでの展示は、作家との対話を重ね、その空間でしか立ち上がらない独自の「場」を創出することで、作品と鑑賞者の対話を促そうとする試みでもある。
作家と出会い、対話を経て展示がどのように構想され、現われていったのか。そのプロセスを辿りながら、作品を紹介していく。

“Polylog”

ベック・ヒョワン / Hyoweon Baek

ヨン・ココ / Jon Koko

牧口 英樹 / Hideki Makiguchi

明主 航 / Wataru Myosyu

大橋 和彰 / Kazuaki Ohashi

佐内 正史 / Masafumi Sanai


2025.8.22 fri – 9.22 mon

at Vacant/Centre (東京都渋谷区元代々木町27-6)

金―月オープン | Open Fri – Mon

https://www.vacant.vc/event/polylog



ジゼル(死の踊り)I, 2024, Hyoweon Baek ©2025 Polylog/Vacant


Hyoweon Baek(ベック・ヒョワン)
1991年韓国・ソウル生まれ。2011年に来日し、武蔵野美術大学大学院造形研究科を卒業。現在は東京と韓国を拠点に活動。これまでの個展「BAROQUE」AL(東京, 2019)、「dialogue」AL(東京, 2017)。グループ展「Silent Resonance」Galerie Lulla(LA, 2023)、 「The Organic Society of Lines and Colors Chapter 1」UNDER the PALMO(神奈川, 2020)など。
www.instagram.com/baek1030




Higasa Pavilion, 2025, Jon Koko ©2025 Polylog/Vacant


Jon Koko(ヨン・ココ)
スウェーデン出身のアーティスト、1988年生まれ、Malmö在住。2011年の初来日を機に、日本美術や建築への関心を深め、長野で木版画を学ぶなど、日本文化への造詣を深めてきた。作品は和紙や木を用いた「建築彫刻」や、空間の余白を生かした構図と淡い色 調の絵画作品など、繊細で詩的な表現を追求している。
jonkoko.com|www.instagram.com/jonkoko



場所/A place #03, 2013, 牧口 英樹 ©2025 Polylog/Vacant


牧口 英樹(まきぐち・ひでき)
1985年、北海道・札幌生まれ。2009年、多摩美術大学卒業。2011年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻 修士課程修了。 これまでの個展に、「Back is always the void」Vacant(東京、2010)、「ありふれた場所の、静かで限りなく無に近い、目に見えない何か」 LIQUIDROOM(東京、2012)、グループ展に「はじまりのしじま」TSCA(東京、2015)、「Drawing: Manner」TSCA(東京、2019)など。 hidekimakiguchi.com|www.instagram.com/makiguchihideki



匣 Miru#12, 2024, 明主 航 ©2025 Polylog/Vacant


明主 航(みょうしゅ・わたる)
1990年京都府生まれ。現在出身地の亀岡にて作陶を行う。近年の展示に『漆喰箱写し』(2022) tonoto/京都、『匣』(2022)水犀/東京、 『空く/Suku』(2023) Vacant/Centre/東京、『To Look Again』(2023) Atelier Éditions/LAなど。
www.instagram.com/myoshuwataru



#203, 2024, 大橋 和彰 ©2025 Polylog/Vacant


大橋 和彰(大橋左官)(おおはし・かずあき/おおはしさかん)
1983年東京都生まれ。2005年に「原田左官工業所」で左官の修行をスタートさせ、2015年に「大橋左官」を設立して以来、内装をはじめとして、ワークショップや展示など幅広く活動している。2024年8月Vacant/Centreにて個展「坧を拓く/The Basis」を開催。 www.instagram.com/ohashisakan




展対照2 #28, 2025, 佐内 正史 ©2025 Polylog/Vacant


佐内 正史(さない・まさふみ)
写真家。1968年静岡生まれ。1995年第12回キヤノン写真新世紀優秀賞受賞、1997年に写真集『生きている』(青幻舎)でデビュー。 2003年、写真集『MAP』(佐内正史写真事務所)で木村伊兵衛写真賞を受賞。2008年に自主写真レーベル「対照」を立ち上げ、これ までに数多くの写真集を発表している。国内外で展示やライブパフォーマンス行う他、曽我部恵一とのユニット「擬態屋」で、佐内 の詩と曽我部の音合わせをしたサウンド作品『DORAYAKI』(2021年)をリリース。2024年には映画『i ai』(監督・脚本:マヒ トゥ・ザ・ピーポー)の撮影を手掛けるなど、多方面に活動を続けている。
www.sanaimasafumi.jp|www.instagram.com/sanaimasafumi

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